なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

ユースの2018シーズンが終わった

12月22日(土)はプリンスリーグ中国参入戦出場のレノファU-18を応援しに広島まで行ってまいりました。
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思えばすべての始まりは2013年のレオーネ山口U-18チームの発足でした。
2013年はほぼ全員1年生という布陣で県ユースリーグ3部Bを戦って、5勝2分5敗。


翌2014年からレノファU-18へと再編。
ふたたび県ユース3部Bを戦い、2部昇格を果たします。
このシーズンオフに「ジュン」こと山本盾くん(現バレイン下関)が最初の卒団生として羽ばたいていきました。
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2015年は県ユース2部優勝。
トップチームのJ3優勝パレードと同じ日に開催された最終戦で優勝を果たし、
これが最後の試合となったU-18の1期生11人みんな泣いていたのが印象的でした。
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2016年は県ユース1部。
1勝4敗と先行き不安を覚える序盤でしたが終わってみれば10勝3分5敗。
この好成績を置き土産に2期生3人が巣立っていきました。
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2017年も県ユース1部。
優勝とプリンス昇格を目標に掲げたシーズンでしたが最後は優勝した高川に一歩及ばず。
それでも3期生たちは最終戦の後めっさいい笑顔を見せてくれました。
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そして2018年は県ユース1部で無敗優勝。
中盤3人のトライアングルを軸としながらサイドに数的優位を作ってゴールを狙うという(トップチームのサッカーにも通じる)完成度の高いサッカーで、初のプリンス参入戦へと臨んだのでした。
参入戦の初戦は、コカ・コーラ広島スタジアムにて就実高校岡山県)との対戦。


で、ここからが今回の本題となるわけですが、応援に専念してしまって写真をまったく撮っておらず、すみませんが他の観戦者さんのツイッターをガシガシ引用させていただくことにいたします。

事前に運営サイドに確認したところ鳴り物応援はバックスタンド限定とのことで、あわててバックへ移動し応援準備に取りかかるレノファユースご家族&サポーターたち。




そしていよいよキックオフを迎えます。




しかしレノファは立ち上がりから動きが固く苦しみます。



トップ目がけて長い放り込みでチャンスをうかがう就実。
後方からロングボールで就実守備陣の裏を狙うレノファ。
互いに中盤を省略したサッカーの応酬となりました。
そんな中、32分に就実が先制。


前半はこのまま0-1で終了。






ちなみにこの試合、太鼓をたたいてくれたのはヤマグチスタ本隊の太鼓屋として活躍してるRYGマッツー⚽️💫 (@RYG0928) | Twitterくん。


ちなみにこの太鼓は(ワタシのものではなく)しげ (@soccer0423_gt) | Twitterさんからお借りしたものでして、マレットもゆうき (@yuukireno5) | Twitterさんからお借りしたものでございます。
お二方、大変ありがとうございました<(_ _)>


そして後半のはじまりです。


中盤省略だった前半からうって変わり、しっかり中盤を経由したビルドアップが見られてきた60分、後半途中から出場の#25杉村くんが同点ゴール!





ここからレノファはフレッシュな選手を続々投入し、攻勢に出ます。




が、後半も時間が刻々と過ぎていきます。


そこで迎えた大ピンチ!



なんとか耐えて1-1のまま前後半が終了。



どうやら前後半10分ずつの延長戦に突入する模様。


互いに大チャンスを作りながらも決めきれず、延長後半も終わりが近づいてきました。



就実はPK戦にそなえてGK交替。
そして延長が終わろうかというその刹那……






レノファのプリンス昇格の夢ははかなく散ってしまいました。


試合後、レノファ応援席まで挨拶に来てくれた就実イレブン。
その就実イレブンに「明日は絶対勝てよ!」「絶対昇格しろよ!」と叫ぶレノファサポたち。


(※就実は翌日も勝利してプリンス昇格を決めました。)


そして何とか心をふりしぼり、レノファU-18イレブンへ最後の声援をおくりました。



応援したみなさんの思いは……









さてこの後、U-18キャプテン引継ぎ式がしめやかに執り行われました。


前キャプテンの岬くん、1年間お疲れ様でした!
そして新キャプテンの「よっさん」こと三好くん、期待してますよ!


この壮絶な試合の模様は、次回のtys「レノファスクエア」(12/28(金)26:12~)にて放映予定とのこと。キャプテン引継ぎ式の様子も流れるみたいですよ。これは要チェキラ!見逃せませんね。
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ではでは

レノファレディースにもっと光を!

前回はトップチームの今シーズンを振り返りましたんで、今回はレディースの今シーズンを振り返ってみたいと思います。
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中国リーグでは3勝1分6敗(26得点25失点)で4位
皇后杯県予選では決勝で徳山大に敗戦(3-4)
皇后杯中国予選では準決勝で作陽高に敗戦(1-2)
チャレンジリーグ入替戦予選では1勝2敗で敗退


目標にしていたチャレンジリーグ昇格は残念ながら今年も果たせませんでした。
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でもレディースのサッカーはこの一年ですごく良くなりましたね!
今季はレディースを11試合ぐらい見にいったんですが、シーズン最初の頃は行き当たりばったり感が強いというか、やろうとしてるサッカーがあまりハッキリしてないように見えました。しかし夏場ぐらいにシステムを4-4-2に固めるとまず守備が安定し、次第にデザインされた攻撃も見られるようになりました。


これまでほとんど歯が立たなかった徳山大に対してリードを奪う試合運びもできるようになりましたし、なのでチャレンジリーグ入替戦予選では
「歯車さえかみ合えばワンチャンあるで!」
と甘い期待を抱いてたんですが、全国のカベはやはり高かったですね。


結局のところ今季は中国リーグの3強(作陽高、徳山大、出雲)に8戦全敗。
この3強と互角……いや優位に戦えるようにならないとチャレンジリーグへの昇格は夢のまた夢です。


そのためにも必要なのは選手層を厚くすることでしょね。
今年はシーズン途中で(謎の)退団が相次ぎ、人数ギリギリで戦った試合もありましたし、ケガを我慢しながらプレーする選手、本来とは違うポジションでプレーする選手も多くいました。


今いる選手の強化はもちろんのこと、上のリーグでバリバリやってるレギュラー級を何人か引っこ抜いてくるぐらいじゃないと、とても昇格は無理じゃないかな……というのが今シーズン(特にチャレンジリーグ参入戦予選大会を)見てきた正直な実感です。


来季は中国リーグに若くて強いチームが上がってきます。今の薄い選手層だとうかうかしてたら降格さえあり得ます。何とかクラブに頑張ってもらって大型補強をお願いしたいところです。
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あと今季は熱心なレディースサポが増えましたね。毎試合広島から来られてる親子連れさんとか。
長年レディースを追っかけてるあすっち(アスラン(写真部)☆ (@renophoto) | Twitter)も「前はアウェイ行ったら大体俺一人やったけど今年はアウェイでも絶対何人か来とるもんね」と語っておりました。


レディースもトップチームとまったく同じコール&チャントで応援してますのでレノファサポの皆様、ぜひご一緒に応援しましょう!
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最後にクラブへの苦言といいますか、文句を書いておこうと思うんですけども、試合を見に行ったら誰もが感じると思うんですが、レノファレディースの「ほったらかしにされてる感」がものすごいんですね。


レディースの選手・監督・コーチはものすごく頑張ってます。
でもクラブは本当にレディースを強くしたいんやろか?
本当にお客にレディースを見てもらいたいんやろか?
クラブがレディースをどうしたいのか全然見えてこないのです。


元々レノファレディースは「山口県で生活しながらサッカーのプレイも楽しみたい」という女性のためのチームでした。
しかし2015年の秋に突然「なでしこ昇格を目指す」と方針転換すると、それまでの「サッカーを楽しみたい」という選手たちは退団していき、「サッカーに人生を賭ける」選手たちが全国から集まってきてなでしこ昇格(の前にチャレンジ昇格)という茨の道を歩むようになりました。


そーしたいきさつを踏まえながら、なぜなでしこ昇格を目指すのかな?ってとこを考えてみると、女子のプレー環境を用意することも勿論なんですが、山口県の人達に女子サッカーを見て楽しんでほしいということも含まれてるハズだと思うんですね。


なのに
試合会場に行ってもお客を楽しませる仕掛けはまるで無し。
そもそもホーム会場が毎試合てんでバラバラ。
トップとレディースの試合時間が丸かぶりなんてことも日常茶飯事。
これじゃお客は集まりませんよ。
人生賭けてレノファに来てくれた選手たちに失礼やないの?と私なんかは素朴に思ったりするわけです。
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そこで提案なんですが、毎試合ホーム会場が違うという放浪生活をやめてホーム会場をどっかに固定しちゃいましょう。お客にサッカーを快適に見てもらうことも考えると球技観戦に向いてる維新ラグサカあたりがベストですね。
ホーム会場固定はなかなか大変とは思いますけど、お客をたくさん集めようとしてる女子サッカーチームは県内でレノファぐらいなわけですから、何とかお客が見やすい会場をクラブには頑張って確保していただきたいところです。


かつてトップチームも中国リーグ時代は県内各地でホームゲームをやってた時期があるんですが、観客数はせいぜい数百人どまりでした。「レノファ見に行ってみたいけど会場がコロコロ変わるからよくわからない」という声が当時よく聞かれたものです。


なぜホーム会場を固定しないのかスタッフに聞いてみたことがあるんですが「県内いろんな地域の人達にレノファを見てもらいたい」というお答え。しかしこれこそ大きな勘違いなのですよ。


当時の観客席を見てみると、観戦に来てるお客さんはだいたい毎試合とも同じ人達。
つまりどこで試合をしようが会場近辺の人達が見に来てるわけではなく、毎試合見に来る固定客が県内あちこちの会場を行き来してるだけなのです。
今のレディースもまったく同じ状況。


トップチームは2012年からホーム会場を維新公園陸上競技場&ラグサカ)に固定したんですが、それを境に観客数は一気に千人以上へと激増。翌2013年には1試合平均2千人を超えるようになり、全国の地域リーグでダントツの集客力を持つクラブへと成長したのです。

なのでレディースもお客を集めるならホーム会場を固定すること!
そして物販テントでも出してお客が楽しめる仕掛けを用意しましょう!


先月、アウェイで行ったディオッサ出雲さんはホーム会場を出雲ドーム横のサッカー場に固定。会場ではマッチデープログラムを配ったりブースを出したりお客が楽しめる会場づくりにすごく頑張っておられました。
その点レノファにだってトップチームで蓄積したノウハウがあるわけですから、ぜひレディースの試合でもそれを発揮してほしいんですけどね。


さらに言えばレディースの試合時間とトップチームの試合時間をできる限りズラしていただきたい。
レノサポ仲間と話してると「レディースの応援にも行きたいんよね」「でも大体J2の試合とかぶっとるんよね」という声がホント多いのです。
なのでJ2が土曜ならレディースは日曜、J2が日曜ならレディースは土曜、みたいにしてくれたら見に来れるサポ&ファンはだいぶ増えると思うんですよね。


リーグ日程はリーグ事務局が決めてらっしゃるそうですが、土曜か日曜かの調整の余地はあるみたいな話も漏れ聞きますので何とかクラブには日程調整を頑張っていただきたいところ。
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せっかく「なでしこ昇格」の看板をかかげてるワケですから今回書いたことぐらいは最低でも実現してほしいなあと思っております。
(裏を返すと今回書いたことさえも実現できないようなら……)


いろいろエラそうに書いてまいりましたが来年の今頃はこんなことを書かなくてもいいようにクラブの奮起と実行力に期待しております!

レノファの2018年J2シーズンをざっくり振り返る

2018年J2シーズンが終わってだいぶ時間がたってしまいましたが
ざっくりと振り返ってみたいと思います。
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まずJ2に上がってからのチーム成績を一覧にしてみると……

シーズン 順位 勝点 得点 失点
2016 12 53 14 11 17 53 63
2017 20 38 11 5 26 48 69
2018 8 61 16 13 13 63 64

順位、勝ち点、勝利数、引分数、得点数においてクラブ史上最高の成績。

ここでとても興味深いのが……

シーズンごとの勝ち点&得点&失点の推移をグラフにしてみると
勝ち点と得点が見事に連動してるんですね。
これ見ると「やっぱレノファの生命線て得点(=攻撃)なんだなー」という気にさせられます。


次に山あり谷ありだった今シーズンを
得点&失点の推移(移動平均)グラフで振り返ってみると……

シーズン前半までは得点が失点を大きく上回り、首位争いを演じる快進撃。
「これはもしやJ1昇格?」とサポ&ファンに大きな夢を見せてくれました。

しかし小野瀬と池上丈二を欠いた夏場から一気に失速。
得点はそこそこ取れてたものの失点がそれ以上に急増し、
泥沼の14試合連続勝利なし。

終盤はスリーバックに変えてから守備が安定し始めましたね。
失点を大幅に減らした一方で、実のところ得点も大幅減。
確かに霜田監督から
「僕らが目指しているサッカーとは少し違ったサッカー」
というコメントがよく聞かれたのもこの頃。

それでも最終節の新潟戦は
シーズン前半を思い出させるような攻撃サッカーで
有終の美を飾ったのでした。

霜田監督の契約更新も発表されましたし、
来季はまた違った角度からレノファの攻撃サッカーを
組み立て直してくれるんじゃないかと期待しております。


も一つ気になるのが観客動員。
今季レノファのホームゲームにどれぐらいお客さんが集まったかというと……

1試合平均6123人。残念ながらクラブ記録更新はなりませんでした。
シーズン前半の快進撃があったにも関わらず観客動員は伸び悩み。

でもホームゲームでは「オレンジドリームパーク」とか
いろいろと工夫をこらして来場者が楽しめる仕掛けを用意してくれてますんで
この路線を地道に続けていただけると、一サポーターとしてはありがたいです。


さてレノファのJ2シーズンは終わってしまいましたが
まだまだU-18やレディースU-18の試合が残ってます。

  • 12月8日(土)10時から徳地でU-18のリーグ最終戦(×西京高校
  • 同日14時から高川第2グラウンドでU-18Bのリーグ最終戦(×岩国工業)
  • 12月22日からはU-15が全日本U-15選手権(Jグリーン堺)に出場
  • 12月22日~24日の間にはU-18がプリンスリーグ参入戦(広島県内)に出場
  • さらにレディースU-18もリーグ戦を何試合か(日程未定)

レノファの2018シーズンはまだ終わってません!
J2が終わってレノファロスな皆さん!
若いレノファっ子たちが皆さんの応援をきっと待ってますよ!
ではでは。

昇格を目指すユースとレディースの秋

こないだの10/26(金)の夜は
徳地までレノファU-18の試合を見てきましたよ。
この試合に勝てば県ユースリーグ1部初優勝を決めるという大事な一戦。
あいにくの雨予報でしたが、
奇しくもキックオフの笛と同時に降りはじめる雨。
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仕事終わりに徳地に来るのってホント久しぶり。
むかし地域リーグ時代のレノファが徳地と高川で夜間練習してた頃をふと思い出します。


さて試合内容ですが、キックオフ直後のCKを#5伊東リョーセイくんがねじこんで
なんと開始1分でレノファ先制……だったんですが、その後は聖光ペース。
聖光が巧妙に張りめぐらせた中盤の網にことごとく引っかかるレノファのパス。
攻撃が組み立てられないどころか、幾度となく決定的ピンチを迎えます。
ただ徳地の照明が暗すぎて群青色ユニの聖光が主審(黒ユニ)にパスを出すシーンも何度か……。


前半30分頃だったか、
レノファは(わたしのお気に入りの)#4渡辺タクちゃんを中盤の底に移すと
ボールのフン詰まり状態が急速に改善。レノファらしいサッカーが息を吹き返します。
すると、35分頃に#25杉村くんが左サイドをスルスルと切り込んで2点目をゲット。
さらにその1~2分後、左からのアーリークロス
またも#25杉村くんが頭でちょんと触ってゴールイン。
どっちかつーと聖光ペースの前半でしたがスコアは3-0でレノファがリード。
サッカーとはつくづく分からないものですね。
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後半は#25杉村くんがさらに追加点を決めてハットトリック達成。
守備でも聖光をゼロに封じ、4-0で勝利をおさめ
見事、県ユースリーグ1部での初優勝を果たしました!
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これからのレノファU-18は、県リーグ戦を2試合やった後、
12月に広島で開催されるプリンスリーグ参入戦に出場し、
中国プリンスリーグへの昇格を目指すことになります。


参入戦に出場するのは8チーム。
広島県から4チーム&残りの中国4県から1チームずつ。
その上位2チームに入ればプリンス昇格決定(のハズ)。
詳細はそのうちクラブから発表されるでしょうから、
ユースの昇格をレノファサポみんなで後押ししたいものですね。
みんなで広島&中国プリンスに行こう!
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(↑保護者のみなさんによる試合後の記念撮影の様子です)

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翌10/27(土)は早朝に山口を出発。
レノファレディースの昇格争いを応援するため新幹線とレンタカーを乗り継ぎ、
6時間以上かけてようやく御殿場までたどり着きました。
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ここで今回の大会について説明しておきましょう。
まず日本の女子サッカーは次のような仕組みになってます。

  1. なでしこリーグ1部(1部相当:全国)
  2. なでしこリーグ2部(2部相当:全国)
  3. チャレンジリーグ(3部相当:全国)
  4. 地域リーグ(4or5部相当:地域ブロック)
  5. 都道府県リーグ(5or6部以下:都道府県)

今回レノファレディースが参加してる「チャレンジリーグ入替戦予選大会」は、
地域リーグ(4部相当)からチャレンジリーグ(3部相当)へ昇格するための大会……
つまり女子の地域決勝(現:地域CL)ともいうべき大会なのです。


レンタカーで試合会場に到着して感じたのはまずピリッと張り詰めたその雰囲気。
かつてレノファが地域決勝に出場してた時に感じたあの空気とまったく一緒です。


3日連続のリーグ戦でとにかく1位になれば入替戦に進めるわけですが
レノファはすでに前日の群馬戦で敗戦を喫しており、
残り2戦を是が非でも勝たなきゃいけない状況。
そんな中で2日目のヴィクサーレ沖縄ナビィータとの試合が始まりました。
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対戦相手のヴィクサーレですが、数奇な運命をたどってるクラブです。
元をたどると2001年、
当時九州リーグにいた「沖縄かりゆしFC」がラモス瑠偉を招聘し
Jリーグを目指すクラブとして名乗りをあげたのが発端でした。
翌2002年、
かりゆしFCは九州リーグを優勝したものの
地域決勝で敗退するとラモスは解任され、
所属選手たちもラモスと一緒に退団したのでした。
そしてラモスたちが結成したのがFC琉球
現在J3首位を走ってるあのFC琉球です。


残されたかりゆしFCが次に招聘したのが加藤久(ラモスのヴェルディ時代の同僚)。
かりゆしFCは2003年、2004年と好成績を残しますが、経営難におちいり
加藤以下選手全員が退団することになってしまいました。
加藤久は、選手たちの受入先として新たにヴィクサーレ沖縄を立ち上げ今に至ります。


さてレノファレディースの声出し応援は
リンくん(リン许 (@rinden7kata2) | Twitter)のコールリードのもと、
お魚さん(三枚おろし (@orange_sakana) | Twitter)と自分の3名。
このほか選手のご家族(りえなファミリー他)もたくさん来られてましたね。
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前半は0-0で終了。
確かにおされ気味ではあるけれど、思った以上に互角に戦えてます。
レノファの攻撃の形をしっかり出せればワンチャンあるで!と思ってたのですが……
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守備を崩されたワケじゃないけど不運なプレーから2失点。
そしてそのまま試合終了。
レノファレディースの全国を目指す戦いはあっけなく終わってしまいました。
試合後、あいさつに来てくれた選手たちはみな涙また涙。
そりゃそうだよな。1年間の目標がこんな早く断たれてしまったんだもんな……。
応援する我々もかける言葉が見つかりません。


しかし可能性がなくなっても最後まで戦い抜くのがレノファの昔からの伝統。
ワタシも宿泊した三島の街で、翌日の試合に備え栄養補給にいそしみました。
まずは米茄子の田楽に生ビール。これはたまらない!


そして駿河湾でとれた金目鯛に黒むつ。
海が深いのでそのぶん脂がのってて美味いの何の。
それを肴に初亀(藤枝の銘酒)をいただきます。

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最終日10/28(日)。
対戦相手のINAC神戸レオンチーナもすでに昇格の望みを絶たれてます。
レノファの練習風景を見ると昨日の敗戦から吹っ切れた様子。
よし、最後は勝って帰ろう!
この日は関東在住のしげおさん(しげお (@shige158) | Twitter)とご一緒に応援。
しげおさんは昨年もこの大会にレディース応援に来られてたとのこと。
これは頭が下がります。
ホント日本全国どこに行っても熱いレノファサポさんに会えるんですよね。
すごい時代になったもんです。
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前半は0-0。
レオンチーナ強いです。
中高生のチームなのでフィジカルやスピードはまだまだ成長途上。
しかしやろうとしてるサッカーはグループ4チームの中で一番レベル高い(ように見えました)
きっとええ指導されてるんでしょうね。


後半もレノファはクレバーかつ情熱的に相手ゴールへ迫りましたが
結局0-0のまま前後半終了。勝負はPK戦にゆだねられます。
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互いにGKがPKを止めまくりましたが、レノファの雰囲気は最高。
誰かがPKを外しても、むしろ歓声が上がるほど。
笑いと笑顔につつまれたレノファが最後は勝利!
勝ち点2を得て大会を終えることとなりました。

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勝利後、よっぽど『山口一番』をやろうかなとも思ったんですが
やっぱこれは本来の願いが成就したときにやんないとね。
きっとバチが当たります。
#10小西選手もその思いをくみとってくれてました。


最後にこの大会で感じたことをまとめておきましょう。
やはり案の定というか、どのクラブも応援サポの人数はそれほど多くありませんでした。
これ裏を返すと、数十人規模でサポが応援したら間違いなく試合の空気をひっくり返せますよ。
さらに言えば試合の結果だってひっくり返せるハズ。


昨年は山口県から金春堂さん(KONPARU(金春堂 (@1127Shigeo) | Twitter)が応援に行かれてますが
来年は山口県からも関東からも大勢のレノファサポが駆けつけたら
間違いなく昇格へ一気に近づく!とワタシは考えてます。

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みなさん、
ユースもレディースも成長&昇格してく過程をこの目で見れるのは今だけですよ。
ぜひご一緒に歴史の目撃者になりましょう!

決めるべきときに決めれば勝つ

『日本代表勝ったら自転車で東京から山口行ってやるよ』
のツイートで墓穴を掘った有名になった「るい(14世)」さんが……

ホントに東京から山口までの自転車旅を見事達成しやがりましたので
こないだの10月9日、仕事帰りに山口駅までお出迎えに行ってみましたよ。

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有言実行を成し遂げたるい(14世)さんからは
「『レノファサポは約束を守る』てことを証明できてよかった」
という金言をいただきました……うっ耳が痛い(´・ω・`)


そして迎えた10/13土曜日の福岡戦。
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立ち上がりから不用意なミスを連発しあっさり先制を許したレノファ。
しかし前半20分台から徐々にアタックが機能していき得点の期待を抱かせつつ後半へ。
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後半は決まってもおかしくない(むしろ決めるべき)場面を
何回もつくりましたが残念ながら無得点のまま試合終了。
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決めるべきときに決めとけば……という悔いの残る試合となりました。
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翌10/14日曜日はレディースを応援しに周防大島まで。
相手は広島文教高校。会場は周防大島町陸上競技場。
これが意外と遠くて、下道だと山口市からたっぷり2時間半(片道)かかるというアウェイ感満載なホームゲーム。
しかし周防大島は景色もいいしホンマええとこです。
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会場の隣は道の駅サザンセトとうわ。
そこには例の逃亡犯が1週間野宿してた(と思われる)公園も。
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さて試合内容ですが
前半からゲームを支配してたのはどっちかつーと文教高校の方。
しかし時折おとずれるチャンスをことごとくモノにしたのはレノファ。
1点目はCKを直接決めた#10小西菜月選手。
2点目はFKのこぼれ球をボレーで決めた#16浅田リンカ選手。
浅田選手はこれで公式戦7試合連続ゴール中とノリにノッてます。
3点目はミドルを決めた#17渡辺レナ選手。
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後半もどっちかつーと文教高校ペース。
1点返されたものの、うまく逃げ切って3-1で勝利を収めました。
後半はノーゴールでしたが「デザインされた再現性ある攻撃」を
何度も見せてくれたので個人的には満足かなー。
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一緒に観戦したサポ仲間たちの戦評は……
「どっちかと言えば文教高校のゲーム」
「試合内容とスコアが合ってない」
「でも勝因は決めるべきときにキチッと決めたこと。これに尽きる」


そーなんすよね。
決めるべきときに決めれば勝つ。
そんなものすごく当たり前のことをあらためて思い知らされた土日の2試合でした。