なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファレディースにもっと光を!

前回はトップチームの今シーズンを振り返りましたんで、今回はレディースの今シーズンを振り返ってみたいと思います。
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中国リーグでは3勝1分6敗(26得点25失点)で4位
皇后杯県予選では決勝で徳山大に敗戦(3-4)
皇后杯中国予選では準決勝で作陽高に敗戦(1-2)
チャレンジリーグ入替戦予選では1勝2敗で敗退


目標にしていたチャレンジリーグ昇格は残念ながら今年も果たせませんでした。
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でもレディースのサッカーはこの一年ですごく良くなりましたね!
今季はレディースを11試合ぐらい見にいったんですが、シーズン最初の頃は行き当たりばったり感が強いというか、やろうとしてるサッカーがあまりハッキリしてないように見えました。しかし夏場ぐらいにシステムを4-4-2に固めるとまず守備が安定し、次第にデザインされた攻撃も見られるようになりました。


これまでほとんど歯が立たなかった徳山大に対してリードを奪う試合運びもできるようになりましたし、なのでチャレンジリーグ入替戦予選では
「歯車さえかみ合えばワンチャンあるで!」
と甘い期待を抱いてたんですが、全国のカベはやはり高かったですね。


結局のところ今季は中国リーグの3強(作陽高、徳山大、出雲)に8戦全敗。
この3強と互角……いや優位に戦えるようにならないとチャレンジリーグへの昇格は夢のまた夢です。


そのためにも必要なのは選手層を厚くすることでしょね。
今年はシーズン途中で(謎の)退団が相次ぎ、人数ギリギリで戦った試合もありましたし、ケガを我慢しながらプレーする選手、本来とは違うポジションでプレーする選手も多くいました。


今いる選手の強化はもちろんのこと、上のリーグでバリバリやってるレギュラー級を何人か引っこ抜いてくるぐらいじゃないと、とても昇格は無理じゃないかな……というのが今シーズン(特にチャレンジリーグ参入戦予選大会を)見てきた正直な実感です。


来季は中国リーグに若くて強いチームが上がってきます。今の薄い選手層だとうかうかしてたら降格さえあり得ます。何とかクラブに頑張ってもらって大型補強をお願いしたいところです。
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あと今季は熱心なレディースサポが増えましたね。毎試合広島から来られてる親子連れさんとか。
長年レディースを追っかけてるあすっち(アスラン(写真部)☆ (@renophoto) | Twitter)も「前はアウェイ行ったら大体俺一人やったけど今年はアウェイでも絶対何人か来とるもんね」と語っておりました。


レディースもトップチームとまったく同じコール&チャントで応援してますのでレノファサポの皆様、ぜひご一緒に応援しましょう!
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最後にクラブへの苦言といいますか、文句を書いておこうと思うんですけども、試合を見に行ったら誰もが感じると思うんですが、レノファレディースの「ほったらかしにされてる感」がものすごいんですね。


レディースの選手・監督・コーチはものすごく頑張ってます。
でもクラブは本当にレディースを強くしたいんやろか?
本当にお客にレディースを見てもらいたいんやろか?
クラブがレディースをどうしたいのか全然見えてこないのです。


元々レノファレディースは「山口県で生活しながらサッカーのプレイも楽しみたい」という女性のためのチームでした。
しかし2015年の秋に突然「なでしこ昇格を目指す」と方針転換すると、それまでの「サッカーを楽しみたい」という選手たちは退団していき、「サッカーに人生を賭ける」選手たちが全国から集まってきてなでしこ昇格(の前にチャレンジ昇格)という茨の道を歩むようになりました。


そーしたいきさつを踏まえながら、なぜなでしこ昇格を目指すのかな?ってとこを考えてみると、女子のプレー環境を用意することも勿論なんですが、山口県の人達に女子サッカーを見て楽しんでほしいということも含まれてるハズだと思うんですね。


なのに
試合会場に行ってもお客を楽しませる仕掛けはまるで無し。
そもそもホーム会場が毎試合てんでバラバラ。
トップとレディースの試合時間が丸かぶりなんてことも日常茶飯事。
これじゃお客は集まりませんよ。
人生賭けてレノファに来てくれた選手たちに失礼やないの?と私なんかは素朴に思ったりするわけです。
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そこで提案なんですが、毎試合ホーム会場が違うという放浪生活をやめてホーム会場をどっかに固定しちゃいましょう。お客にサッカーを快適に見てもらうことも考えると球技観戦に向いてる維新ラグサカあたりがベストですね。
ホーム会場固定はなかなか大変とは思いますけど、お客をたくさん集めようとしてる女子サッカーチームは県内でレノファぐらいなわけですから、何とかお客が見やすい会場をクラブには頑張って確保していただきたいところです。


かつてトップチームも中国リーグ時代は県内各地でホームゲームをやってた時期があるんですが、観客数はせいぜい数百人どまりでした。「レノファ見に行ってみたいけど会場がコロコロ変わるからよくわからない」という声が当時よく聞かれたものです。


なぜホーム会場を固定しないのかスタッフに聞いてみたことがあるんですが「県内いろんな地域の人達にレノファを見てもらいたい」というお答え。しかしこれこそ大きな勘違いなのですよ。


当時の観客席を見てみると、観戦に来てるお客さんはだいたい毎試合とも同じ人達。
つまりどこで試合をしようが会場近辺の人達が見に来てるわけではなく、毎試合見に来る固定客が県内あちこちの会場を行き来してるだけなのです。
今のレディースもまったく同じ状況。


トップチームは2012年からホーム会場を維新公園陸上競技場&ラグサカ)に固定したんですが、それを境に観客数は一気に千人以上へと激増。翌2013年には1試合平均2千人を超えるようになり、全国の地域リーグでダントツの集客力を持つクラブへと成長したのです。

なのでレディースもお客を集めるならホーム会場を固定すること!
そして物販テントでも出してお客が楽しめる仕掛けを用意しましょう!


先月、アウェイで行ったディオッサ出雲さんはホーム会場を出雲ドーム横のサッカー場に固定。会場ではマッチデープログラムを配ったりブースを出したりお客が楽しめる会場づくりにすごく頑張っておられました。
その点レノファにだってトップチームで蓄積したノウハウがあるわけですから、ぜひレディースの試合でもそれを発揮してほしいんですけどね。


さらに言えばレディースの試合時間とトップチームの試合時間をできる限りズラしていただきたい。
レノサポ仲間と話してると「レディースの応援にも行きたいんよね」「でも大体J2の試合とかぶっとるんよね」という声がホント多いのです。
なのでJ2が土曜ならレディースは日曜、J2が日曜ならレディースは土曜、みたいにしてくれたら見に来れるサポ&ファンはだいぶ増えると思うんですよね。


リーグ日程はリーグ事務局が決めてらっしゃるそうですが、土曜か日曜かの調整の余地はあるみたいな話も漏れ聞きますので何とかクラブには日程調整を頑張っていただきたいところ。
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せっかく「なでしこ昇格」の看板をかかげてるワケですから今回書いたことぐらいは最低でも実現してほしいなあと思っております。
(裏を返すと今回書いたことさえも実現できないようなら……)


いろいろエラそうに書いてまいりましたが来年の今頃はこんなことを書かなくてもいいようにクラブの奮起と実行力に期待しております!