なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

この世にレノファが存在する意味

こないだこーゆーツイートを見かけました。



この話は本当に心に染み入ります。もともと自分は「地元山口のクラブだから」と思ってレノファを応援し始めたので、別にJリーグにいようがJFLにいようが中国リーグにいようが山口県のクラブである限り応援できる!と思ってたワケですけど……


中国リーグだった頃「Jリーグにいなくても山口県のクラブってだけで応援できますよね!」と周りに言っても賛同してくれる人は全然いなくて、実際レノファがJFLに上がるとサポーターが激増し、Jリーグに上がるとサポーターはさらに激増し、現実を思い知らされました……笑


やっぱ上のカテゴリーに昇格しないとお客さんは集まらないのか?
でも思うのです。松本山雅なんて地域リーグ北信越リーグ)時代から毎試合、普通に数千人~一万人くらい集めてたんです。だから一時はJ1まで上がれたでしょ!?と(今の山雅がJ3というのは置いときまして)……


なのでクラブの成績(勝ち負け)をクラブフロントの力量のせいにするみたいな話は嫌いでして、クラブの成績(勝ち負け)を左右するのはぶっちゃけその地域の熱量だと思うんですよ。応援してるクラブの成績が悪くてフロントを批判するのは筋違い、悪いのはクラブを十分応援しきれてない地域でしょ?と


でもこーゆー話をサポ仲間にしても反応悪いんですよ。みんな悪いのは自分(or自分たち)とは思いたくないですもんね。自分以外の誰かが悪いと思いたがる(そこで誰が悪い?と考えればサポなら誰も選手に矛先を向けたくないから矛先は自然とフロントに向かう)、それが人間です。


何が言いたいかと言いますと、今のレノファも「J2だから見に来てる」って人が結構いるでしょ?そうじゃなくて「レノファ(山口)だから見に来てる」って人を大半にしなきゃクラブの未来はないやろなーと思うワケですよ。


そもそもなんでレノファがこの世に存在するか?という存在意義を考えると「山口県の人らを楽しくさせる」とか「山口県の人らの生活に彩りを添える」とかであって、「J1に上がる」なんてそのための手段(もしくは結果)に過ぎないワケでしょう?言ったら今J2にいることすら奇跡的な話であって。


なのでこれからのレノファは「別にJ1だろうがJ2だろうがJ3だろうがJFLだろうが中国リーグだろうが、レノファがレノファである限り、レノファを応援し続けるよ」という人をいかに増やすかがキモなのかなーと思っております🦁


30年前、10クラブで始まったJリーグは今回60クラブで枠を締め切りることを決めました。この30年間、60-10の50枠を埋めるため上位カテゴリーに昇格する競争が繰り広げられてきましたが、ついに枠は埋まってしまいました。上を目指すシンデレラストーリーの終焉です。


今までは「上の枠が空いてた」ので昇格しやすかったワケですが、これからは「上の枠は埋まってる」状態なので昇格するには今までより比べものにならない(数十倍くらいの)エネルギーが必要となります。そこまでして昇格することが果たして良いことなのか?考えるべき時がついに来てしまいました。


なのでレノファには「目指すべきはまず(J1とかではなくて)山口県民に愛されるクラブになること」で「その結果としてJ1に上がれたらラッキー」ぐらいの大らかな気持ちでいて欲しいなーと思うのです。


山口県民に愛されるクラブになれば自然とJ1も見えてくるハズです。仮にJ1に上がってファンや観客が増えたとしても、J1から落ちたらその人たちは潮が引くように一気にいなくなっちゃいますよ。


まずは「山口県のクラブだからレノファが好き」「降格してもJリーグから落っこちても山口県のクラブだからレノファを応援するよ」って人をとにかく増やす。そうやってクラブの土台を固めてゆけば、いつかJ1に手が届く日も来る。ワタシはそう思っております。