この世にレノファが存在する意味
こないだこーゆーツイートを見かけました。
仕事で知り合った、もう今は70過ぎてる英国ノンリーグのサポーターに「チームをサポートしてる意識はあるけど、結局は永遠の片思い。オレはチームにずっと恋をしてるのさ。だから毎日が楽しくなるような素敵な恋愛をするべきなんだ。」と言われた時に、心底格好いいと思った。これじゃないかな。
— コミュサカ@管理人 (@commusoccer) 2017年12月29日
この話は本当に心に染み入ります。もともと自分は「地元山口のクラブだから」と思ってレノファを応援し始めたので、別にJリーグにいようがJFLにいようが中国リーグにいようが山口県のクラブである限り応援できる!と思ってたワケですけど……
中国リーグだった頃「Jリーグにいなくても山口県のクラブってだけで応援できますよね!」と周りに言っても賛同してくれる人は全然いなくて、実際レノファがJFLに上がるとサポーターが激増し、Jリーグに上がるとサポーターはさらに激増し、現実を思い知らされました……笑
やっぱ上のカテゴリーに昇格しないとお客さんは集まらないのか?
でも思うのです。松本山雅なんて地域リーグ(北信越リーグ)時代から毎試合、普通に数千人~一万人くらい集めてたんです。だから一時はJ1まで上がれたでしょ!?と(今の山雅がJ3というのは置いときまして)……
なのでクラブの成績(勝ち負け)をクラブフロントの力量のせいにするみたいな話は嫌いでして、クラブの成績(勝ち負け)を左右するのはぶっちゃけその地域の熱量だと思うんですよ。応援してるクラブの成績が悪くてフロントを批判するのは筋違い、悪いのはクラブを十分応援しきれてない地域でしょ?と
でもこーゆー話をサポ仲間にしても反応悪いんですよ。みんな悪いのは自分(or自分たち)とは思いたくないですもんね。自分以外の誰かが悪いと思いたがる(そこで誰が悪い?と考えればサポなら誰も選手に矛先を向けたくないから矛先は自然とフロントに向かう)、それが人間です。
何が言いたいかと言いますと、今のレノファも「J2だから見に来てる」って人が結構いるでしょ?そうじゃなくて「レノファ(山口)だから見に来てる」って人を大半にしなきゃクラブの未来はないやろなーと思うワケですよ。
そもそもなんでレノファがこの世に存在するか?という存在意義を考えると「山口県の人らを楽しくさせる」とか「山口県の人らの生活に彩りを添える」とかであって、「J1に上がる」なんてそのための手段(もしくは結果)に過ぎないワケでしょう?言ったら今J2にいることすら奇跡的な話であって。
なのでこれからのレノファは「別にJ1だろうがJ2だろうがJ3だろうがJFLだろうが中国リーグだろうが、レノファがレノファである限り、レノファを応援し続けるよ」という人をいかに増やすかがキモなのかなーと思っております🦁
30年前、10クラブで始まったJリーグは今回60クラブで枠を締め切りることを決めました。この30年間、60-10の50枠を埋めるため上位カテゴリーに昇格する競争が繰り広げられてきましたが、ついに枠は埋まってしまいました。上を目指すシンデレラストーリーの終焉です。
今までは「上の枠が空いてた」ので昇格しやすかったワケですが、これからは「上の枠は埋まってる」状態なので昇格するには今までより比べものにならない(数十倍くらいの)エネルギーが必要となります。そこまでして昇格することが果たして良いことなのか?考えるべき時がついに来てしまいました。
なのでレノファには「目指すべきはまず(J1とかではなくて)山口県民に愛されるクラブになること」で「その結果としてJ1に上がれたらラッキー」ぐらいの大らかな気持ちでいて欲しいなーと思うのです。
山口県民に愛されるクラブになれば自然とJ1も見えてくるハズです。仮にJ1に上がってファンや観客が増えたとしても、J1から落ちたらその人たちは潮が引くように一気にいなくなっちゃいますよ。
まずは「山口県のクラブだからレノファが好き」「降格してもJリーグから落っこちても山口県のクラブだからレノファを応援するよ」って人をとにかく増やす。そうやってクラブの土台を固めてゆけば、いつかJ1に手が届く日も来る。ワタシはそう思っております。
今夜「月」の見える「岡」に
今年2022年レノファのシーズンも終わりを迎えようとしてますが、まだ今週末にレノファU18の中国プリンスリーグ参入戦が残っております。
【U-18】
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) 2022年12月11日
プリンスリーグ中国参入プレーオフの組み合わせが確定しました。
山口県代表としての誇りを胸に、全身全霊で戦って参ります。
ご声援宜しくお願い致します。#レノファ山口FC#レノファ山口U18#レノファ山口アカデミー pic.twitter.com/ZQsFa7eE93
この試合、選手の保護者さんのみ観戦可能だそうでして、ワタシども一般レノファサポは山口から念を送るしかすべがございません。
高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ中国参入戦の観戦につきましては、選手の保護者のみ観戦が可能となります。
— レノファ山口FC (@renofayamaguchi) 2022年12月14日
ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。#レノファ #renofa https://t.co/CayfPafCzL
しかし思えば今季、県リーグ1部を見事に制してプリンス参入戦への出場権を勝ち取ったのは素晴らしいの一言!
【U-18】
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) 2022年11月18日
YYL1部vs西京
5ー1(2-1.3-0)○
原田、井平、末永2、鈴木
2試合を残してリーグ優勝が確定しました。残された試合も全力で挑み、プリンス参入プレーオフに向け最高の準備をして行きます。
引き続き応援宜しくお願い致します!#レノファ山口FC#レノファ山口U18#レノファ山口アカデミー pic.twitter.com/lAasqMrmRj
レノファU-18による中国プリンス参入戦への出場は、2018年以来、実に4年ぶりのことです。
(↓当時のワタシのブログ記事)
root-for-renofa.hatenablog.com
(↓一緒に見に行ったジェイちゃんのnote記事)
note.com
ぜひとも、クラブの悲願とも言えるU-18の中国プリンス昇格をなしとげてほしい!と心から願っています。
そして今季レノファU-18は、県リーグ制覇&中国プリンス参入戦への出場だけでなく、真夏の7月下旬にはクラブユース選手権での快進撃という大きな足跡を残してくれました。
試合終了
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) 2022年7月24日
初戦のオレンジダービー勝利しました☺️☺️
ナイスゲーム!! pic.twitter.com/wklAVV2CV2
試合終了
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) 2022年7月27日
3-0
ユウリが試合を決める1発
Dグループを1位通過しました❤️
まだまだ全国強豪達と闘える事が嬉しすぎる😍
次からは1発勝負のトーナメント戦となります。 pic.twitter.com/Xd4M6A9apY
山口に帰ってきました😊
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) 2022年7月28日
切磋琢磨しながら更にパワーアップしてプリンス昇格を達成しよう🔥#レノファ山口アカデミー pic.twitter.com/vUzk6sqYwd
レノファU-18がクラブユース選手権に出場したのは今回が2回目。5~6月に行われた中国ブロック予選を勝ち抜いて、ようやく手中に収めた出場権です。
【U-18】
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) 2022年6月11日
CY中国予選決勝ラウンド
vsブリロ東広島FC U18
4ー0(4-0.0-0)○
新澤2、末永、上村
全員の力で、全国への切符を勝ち取りました!
遠い所応援にお越し頂いたサポーターの皆様、応援ありがとうございました!#レノファ山口FC#レノファ山口U18#レノファ山口アカデミー pic.twitter.com/xa5kKoXf8N
もう半年も前のことになりますが、この中国ブロック予選の最終戦、レノファU-18×ブリロ東広島FCの一戦(6月11日、長門スポーツ公園)を見てきました。
応援するのはもちろんレノファU-18。
ですが、ワタシにはもう一つの目的がありました。
対戦相手ブリロ東広島FCの監督は、月岡利明さん。かつて中国リーグ時代(2010~2011年)にレノファ監督をつとめ、我々レノファサポには決して忘れられない恩人の一人です。
この月岡さん、元々はサンフレッチェ広島の育成組織に長くおられまして、森崎兄弟、駒野、森脇、槙野、森重らを育てた方なんです。
ja.wikipedia.org
2011年末、たまたまその晩、湯田温泉で忘年会をしてたレノサポ軍団が、レノファ監督を解任されたばかりの月岡さんと街角でばったり遭遇し、一緒に次の店に入って、別れの盃を交わしたのがもう10年以上前のこと。
あのほろ苦い夜のことを思い出し、また懐かしい「月さん」の顔が見たいな……とレノファ×ブリロ戦を見に行ったのでした。
久々に会った月岡さんは、相変わらずでした!
(以下の掲載画像はいずれも某レノファサポさんからご提供いただいたものです)
ブリロさんの監督は、元レノファ監督(2010~11年)の月岡さん🐵でした!試合後に少しお話しましたが相変わらずの明るい笑顔。今日の試合を見に行ってホンマに良かった!👍 https://t.co/q52p2VN5ib
— しもxx (@shimoxx) 2022年6月11日
久々にレノファユース見たけど「ユースってこんな巧かったっけ?」てぐらいみんな上手かった。
— しもxx (@shimoxx) 2022年6月11日
対戦相手のブリロも後半は大きく立て直し、試合終盤でも足を止めず球際厳しくガツガツ泥臭いプレーの連続で、思わず応援したくなるクラブでした。さすが月岡さんが育てた選手たち。
この試合、ワタシの近くでレノファ石原GMも観戦してたんですが…
試合中、月岡さんがブリロ選手に「お前たちより上手い選手(レノファ)の方が走ってるぞ!足を止めるな」と言ってるのを聞いた石原GMが「月さん全然変わんないなー、レノファ監督だったときも全く同じこと俺らに言ってましたよ」
— しもxx (@shimoxx) 2022年6月11日
(月岡さんがレノファ監督だった頃、石原GMはレノファ選手でした)
そして試合後には、10年ぶりに月さんとお話することもできました。
ブリロ東広島さん公式サイトを見てみると、月岡さんが書いてると思しき「おさるのひとりごと」というコラムがあるんですが、実に月さんらしい心に染み入る味わい深いコラムになっています。
burillo2012.jimdofree.com
月岡さんと共に戦った過去の日々を思い出しながら、レノファユースが新たな未来への扉を開けてくれることを願って!
J2レノファ2022第2節のレビュー・分析ブログさんまとめ
こないだの秋田戦(2022第2節)勝ちましたね!
しかし前半30分過ぎまで秋田に抑えられっぱなしだったのに、気づいたら狙ったサッカーができるようになってて、2-0の鮮やかな勝利。
レノファは一体どんな修正を加えたんでしょ?
サッカー素人のアタシにはまったくわかりませんでした。
いくつかのブログさんが、この試合のレビュー・分析記事を書いてはりましたので、ちょいとご紹介してみようと思います。
ふむふむ、なるほどー。
一番気になる「試合途中で流れが変わった原因」のとこですけど、意外とみなさん見解が分かれてるんですかね。
それだけサッカーが奥深いスポーツということなんでしょうけども。
しかしレビュー・分析を読むのはおもしろいですね。
いろんなモノの見方があるんだなー、とホンマ勉強になります。
本当はこーゆー話(自分なりのレビューや分析)を試合後の居酒屋とかでやりたいんですよねー(やってるけど)
ではでは!
このレノファブログが面白い2022
今季2022シーズンがついに開幕しましたね。
引き分けはしたものの、今後に期待がもてる試合内容だったんじゃないでしょうか。
さて今回は、シーズン最初ということもあり、レノファ関連のブログをご紹介してみようと思います。
時代おくれとも言われつつあるブログというメディアですが、短い字数であっという間に流れていくSNSにはない、ブログの良さってあると思うんですよね。自分と同じ考えだったり、自分とは全然違う考えだったり、いろんな考えをしっかり読めるのがブログの良さじゃないですか?
レノファを「読む」楽しさ。これを味わえるのがブログの良いとこだと思うんです。
というわけで、今現在、レノファに関して定期的に記事をあげてるブログさんを勝手にいくつかご紹介してまいります。
レビュー・分析系
フォアリュッケンさんのレビューnote。
note.com
クロスバーさんのレビュー&分析ブログ。
cross-reno.hatenadiary.com
レノファのサッカーもだけどこのブログもおもしろい。
nandemoiijanai.hatenablog.com
じゅんのすけさんのレビューnote。
note.com
応援・感想系
2015年頃からレノファを追いかけてる応援ブログさん。
dozy-craft.at.webry.info
レノファが大好きなんだなあと伝わってくる応援ブログさん。
ameblo.jp
ごいんきょ(えりおっと)さんのレノファ応援note。
note.com
とみーさんのレノファ観戦note。
note.com
うべレノファファンさんの応援ブログ。
ameblo.jp
15周年リレーコラム補遺
1年ぶりのブログです。
これはもう「日記」ではなく「年記」ですね。
さて今年はレノファのクラブ創設15周年ということで、クラブが様々な記念企画を展開してくれました。
その中の1企画「15周年リレーコラム」に私もたまたま執筆させてもらうことになり、これまでレノファを応援してきて体験したこと、感じたこと、良かったことを中心に文章をまとめ、コラムを掲載していただきました。
https://www.renofa.com/archives/column_15/column-11/
【#レノファ山口誕生15周年記念特設サイト】
— レノファ山口FC (@renofayamaguchi) 2021年7月15日
リレーコラム「レノファと私」
下川 直伯さん(レノファ山口FCサポーター)
「酒とレノファと男と女」
ぜひご覧ください!
▶️ https://t.co/8jQucXHE7S#レノファ #renofa pic.twitter.com/AoqCXPJkBw
でもコラムに書ききれなかったことも何個かあるんですよね。
というわけで、今回はコラムに書ききれなかったことをいくつか書いてみようと思います。
思い起こすと、レノファが上のリーグに昇格・参入したのって2013-14(中国リーグ→JFL)、2014-15(JFL→J3)、2015-16(J3→J2)とこの連続3年だけだったんですよね。
それまでの2006-13の8シーズンはずっと中国リーグ、2016-来季の7シーズンはずっとJ2。
なので2013-2016の3年間はクラブの歴史のなかでもちょっと特殊な時期だったと言えるわけで、この3年間がクラブ(&サポ)に大きな変化と成長をもたらしてくれたのと同時に、その後のクラブの伸び悩みにもつながってたのかなーと思ったり。
特にオチのある話ではないのでコラムには書かないでおきました。
あとレノファはクラブ消滅の危機を少なくとも2回迎えてた、というのもコラムに書けなかったことです。
1回目は2008年オフのこと。
クラブ創設3年目の2008年シーズンは、初めて中国リーグ優勝して、地域決勝でもあと一歩のところでJFL昇格を逃す大健闘を見せた年。誰もが翌2009年シーズンのさらなる躍進を期待してたその裏で、クラブは消滅の危機にあったというのです。
当時のクラブ経営は火の車で試算したらとても2009年を乗り切る財力はない状況。苦渋の決断だけどレノファの幕をここで閉じよう、と決まりかけたところで「ちょっと待った」と声をあげたのが当時の宮成監督。
「ここまで選手たちが作り上げてきたのをなくすわけにいかない」「お金がないのなら自分が何とかする」「だからレノファを残そう」との宮成監督の言葉で流れは一変。消滅を撤回し、宮成監督が私財を投入しながらクラブ運営が続けられることになったんだそうです。
この話は私も今年初めて知ってビックリ。レノファが今あるのも宮成さんのおかげだったんですね。
消滅危機2回目は2011年シーズンオフのこと。
元々レノファは、Jリーグ参入だけでなく2011年の山口国体での上位入賞も目標としてたので、山口国体では期待並々ならぬものがありました。
ところがレノファを中心とした山口県はクジ運が非常に悪く、初戦の相手は当時アマ最強と言われてた鹿児島県(鹿屋体育大学)。鹿児島県は初戦の山口県にはてこずったものの、その後は次々と圧勝しながらあぶなげなく国体優勝を果たし、山口県のクジ運の悪さばかりが際立つこととなりました。
そしてレノファは中国リーグでも芳しい結果は残せず、2011年シーズンオフはクラブ存続がかなり危ういところまで来ていたようです。そこでレノファ運営陣がクラブ存続を託したのは現社長のジャンボだったのです。
そこからまたさらにいろいろあって今日に至る、というわけですが、今のレノファも曲がり角に差し掛かってるのかも知れませんね。そろそろ経営部門や強化部門への人的テコ入れが必要なんじゃないか、てな声も上がったりしてますし。
私としては、来年もレノファ(J2、レディース、ユース)を見て応援して楽しむことができれば、それで言うことはございません!