なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファ復活の秋

今年の夏は14試合連続「勝利なし」を記録してしまったレノファ。
14試合連続はもちろんクラブ記録です。
クラブ史上、5試合以上「勝利なし」が続いたのは過去5回。
一覧にまとめてみました。

連続「勝利なし」試合数 期間 期間中の成績
5試合 2012年第15節(9/15)~2013年第1節(4/6) 4分1敗
△●△△△
8試合 2016年第28節(8/11)~第35節(10/8) 3分5敗
●△△●△●●●
5試合 2016年第37節(10/23)~第41節(11/12) 2分3敗
●●△●△
10試合 2017年第10節(4/29)~第19節(6/17) 1分9敗
●●●△●●●●●●
14試合 2018年第20節(6/23)~第34節(9/22) 7分7敗
△●△●△△●△●△●●△●

これまでの記録を大幅に更新する14試合連続「勝利なし」でしたが
こないだの横浜FC戦でなんとか途切れました。
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むかし「涙の数だけ強くなれるよ」って歌がありましたが
今のレノファは苦しんできた分だけ強くなったに違いない!
との期待を胸に、10月7日、下陸までレノファ×岐阜戦を見に行ってきましたよ。
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下陸のピッチは一見キレイ。
しかしボールの転がり具合をみると結構ボコボコな感じです。
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実際、先制点は岐阜のバックパスがGKの目前で芝の凸凹に跳ね上がってゴールインしたもの。
そーいえば下陸の芝ってレノファが受託管理してるらしいですね!
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後半途中かなりヤバい時間帯もありましたが
全般的にはレノファが主導権を握って4-1で勝利をゲット!
ホームでの勝ちは6/9の岡山戦以来、実に約4か月ぶり。
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さてチームの実力がよくわかる「ピタゴラス勝率」を見てみると
一時はピタゴラス勝率5割を切ったレノファが今まさに復活しつつあるように読み取れます。
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チームの調子がよくわかる「得失点の推移(5試合移動平均)」を見てみると
夏の間ずっと得点(オレンジ)が失点(グレイ)を下回ってましたが
ここ最近は得失点の収支が急速に改善してることがわかります。
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これから福岡⇒町田⇒讃岐と連戦がつづくシーズン終盤。
一時はどん底に沈んだレノファでしたが
この秋の復活劇をみなさんご一緒に見届け&後押ししてまいりましょう!

サッカーとは90分という時間をいかに使うかというゲーム(ユース聖光戦&トップ大分戦)

昨日9/22はレノファのユース(U-18A)とトップの試合を見てきましたよ。
2試合を通じて、サッカーって90分という時間をどううまく使うかってゲームなんだなー
みたいなことをあらためて感じました。
これはサッカーに限ったことじゃなくて、他のスポーツでも言えることではありますが。


まずはユースの試合。
10時から防府市スポーツセンターにて聖光高校との対戦。
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この試合はリーグ首位のレノファと同2位の聖光による天王山。
聖光の指揮をとるのは元レノファ選手の児玉ダイキ監督です。
児玉監督が聖光をどんなチームに育てたのか、
そのチームに対しレノファはどう戦うのか、
とても楽しみな一戦です。


まず前半。
聖光はボールを持ったらすぐ前線へ長めのパスを供給し、
レノファの最終ラインor裏スペースを徹底的に狙ってきました。
これが単なる「縦ポン」ではなくて、聖光各選手のスキルが非常に高いので
かなり精度の高いパスとなり、翻弄されるレノファDF陣。
3回か4回ほど守備を完全に崩されましたが、聖光のシュートが枠をとらえず何とか難を逃れます。


一方レノファの攻撃は単発的。
流れの中からのゴールは期待薄で、一緒に観戦してたサポ仲間とも
「これはセットプレーじゃないと点が入らないかも」
という話をしながら前半終了。


後半も聖光優位の流れが続きましたが
途中で右SBだった#4拓ちゃんをボランチに、ボランチだった#26木村くんを右SBにポジションチェンジしてから、次第にレノファ優位へと変わっていきました。
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それまで聖光に押し込まれ続けてたレノファでしたが
前半と変わらぬ運動量で段々と聖光陣内へ押し込むシーンが増え
後半25分頃、そこから得たCKで#2翼くんが先制弾。
そしてその5分後、またしてもCKから#3堅清くんが追加点。
レノファは残り時間をうまくやり過ごし、2-0で勝利をおさめました。
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この試合で印象的だったのはレノファのクレバーな試合運び。
負けてもおかしくない試合を見事に拾ったその勝負強さは
ぜひトップチームにも見習ってほしいところ。


試合後サポ仲間とも話したんですが
これまでレノファとの対戦を見てきて、高川、西京、聖光が県内3強なのかなと。
今から始まる選手権はおそらくこの3校が優勝を争うんじゃないか、と思われました。

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夕方からはトップの試合へ。
19時から維新みらスタにて大分トリニータとの対戦です。
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チームが苦しい今だからこそ
いつも以上の声援をおくろう!と意気込むゴール裏。
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前半の中盤までは大分に押し込まれるシーンが続きますが
#29三幸を一枚上にあげてからプレスやパス回しが効き始め、
前半29分、プレスで奪ったボールを#19阿道ちゃんが決めて先制!
ここ数か月で最高の出来のまま前半を終えました。


後半もこの流れを続けて今日の勝利をつかみとろう!
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ところが大分が後半から選手&システムを変更し
レノファの弱点を執拗についてきて、立て続けに3失点。
すべて同じような失点の仕方。
1-3でのつらい敗戦。
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試合運びのうまさで勝利をつかんだユース。
試合運びがうまくいかず負けてしまったトップ。
対照的な両チームを見て、あらためてサッカー(というかスポーツ)の奥深さを思い知った一日でした。


しばらく勝利から見放されてるトップチームですが
少しでもチームの力になれるよう、声援とか他の方法で後押ししていくだけですね。
サポーターもくじけず頑張っていきましょう!

ユースとレディースもがんばってます

こないだの9/15はトップチームが松本遠征だったので
ユースとレディースの試合をはしご観戦してきました。

ユースは10時から防府スポーツセンターにて
県リーグ1部山口高校との対戦。
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得点のにおいがしなかった前半と打って変わり
後半は豊富な運動量と驚異的な粘りで局面を次々と打開していったレノファが4得点。
途中出場の1年生#25杉村くんの元気なプレーが目立ってましたね。
(個人的なお気に入り選手MF#4拓ちゃんもいいプレーしてました)


シーズンの間にもぐんぐん成長してるユースの選手たち。
体つきとかプレーぶりが春先とは明らかに違ってます。
あと選手たちのポジションが試合ごとに結構目まぐるしく変わるんですよね。
県リーグから中国プリンスリーグへの昇格を目指してる(はずの)ユースとしては
ホントならポジションを固定して戦った方が結果は出やすいんでしょうけど
おそらくは選手たちの「育成」も見据えての起用なんでしょう。


ユースの県リーグ戦は残りわずか5試合ですんで
みなさんご都合つけてぜひ見に行ってみてくださいな。

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ユースの試合後はレディースを見に玖珂まで行ってきました。
14時半から玖珂総合公園にて
中国女子リーグ1部の青崎SCハナコクローバーズ(広島市)との対戦。
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この日のレディースですが、開始直後から試合を支配。
前半は#17渡辺レナのハットトリックを含む4得点。
後半も3得点を重ね、勝利をおさめました。
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欲をいいますと
まだプレーに行き当たりばったり感がある(ように思われる)ので
攻撃時の約束事とかポジショニングの連携とかを整備できたら
強豪チームにも勝てるようになるんじゃないかなと。


レディースの試合には熱心なサポーターが毎試合応援にかけつけてます。
選手たちもサポーターが増えるのをとても楽しみにしてるそうです。
見ごたえある試合をやってくれるチームなので、見に行って絶対損はしません。
残り試合少なくなってきましたが、
みなさんぜひレディースの試合も見に行ってみてくださいな。

レノファ歴代ハットトリックまとめ2018.08

昨日の大宮戦は壮絶な撃ち合いでしたね。


そんな中、オナイウ阿道選手が
見事ハットトリックを決めてくれました。
弟さん(オナイウ情滋さん)によると
阿道ちゃん人生初のハットだったとのこと……マジか!?



というわけで今回は、2006年のクラブ誕生以来、
公式戦でのレノファ歴代ハットトリックをまとめてみました。
早速どぞっ!

  1. 2007.06.03 高杉勇次(中国リーグ、vs JFE西日本)
  2. 2007.08.26 高杉勇次(県選手権準決勝、vs FCバレイン下関
  3. 2007.09.09 尾崎光(中国リーグ、vs 佐川急便中国)
  4. 2009.05.06 福原康太(中国リーグ、vs 日立笠戸)
  5. 2009.07.12 福原康太(中国リーグ、vs デッツォーラ島根EC
  6. 2009.08.29 高杉勇次(県選手権準決勝、vs 日立笠戸)
  7. 2009.08.30 福原康太(県選手権決勝、vs 山口合同ガス)
  8. 2009.09.13 福原康太(中国リーグ、vs FC宇部ヤーマン
  9. 2010.08.01 吉田健次郎(県選手権2回戦、vs 豊浦高校)
  10. 2010.10.02 福原康太(中国リーグ、vs 新日石水島)
  11. 2011.06.05 福原康太(中国リーグ、vs 三菱水島)
  12. 2011.06.05 市原大嗣(中国リーグ、vs 三菱水島)
  13. 2012.04.29 上垣卓也(中国リーグ、vs JX水島)
  14. 2013.09.21 飯塚亮(中国リーグ、vs SRC広島
  15. 2013.09.21 大山恭平(中国リーグ、vs SRC広島
  16. 2014.06.15 鳥養祐矢(県選手権準々決勝、vs 聖光高校)
  17. 2015.06.07 岸田和人J3、vs 藤枝マイFC)
  18. 2015.08.15 岸田和人J3、vs FC琉球
  19. 2015.09.27 福満隆貴(J3、vs YSCC
  20. 2015.10.04 福満隆貴(J3、vs SC相模原
  21. 2016.07.10 中山仁斗(J2、vs ギラヴァンツ北九州
  22. 2018.08.26 オナイウ阿道(J2、vs 大宮アルディージャ)←New!

どうでしょ?
みなさんにも見覚えのあるハットがあるのでは?
昨日の阿道ちゃんは(おそらく)レノファ史上22回目のハットトリック
過去最多は福原康太選手の6回。
阿道ちゃんにはぜひこの記録更新をめざしてほしいものです。
(訳「山口に家買っちゃえよ阿道!」)

真夏の夜の悪夢

ここんとこのレノファはお盆をはさんでホーム2連戦。


まずは8/12(日)の徳島戦ですが……

終了間際にまさかの「やっさんゴール」で追いつかれ
思わず「アッーー!」と声が出てしまうような、敗戦に等しいそんな引分け。


次いで8/19(土)の京都戦……

決まってもおかしくないチャンスを作れてたのに
やられた気のしないゴール2発を決められ「たまげたなあ」と言いたくなるツラい敗戦。


これでシーズンの3分の2に当たる28試合を消化し、
6/16(土)以来2か月にわたる「勝利なし」が続いてます。
まさに「真夏の夜の悪夢」と呼ぶべき状況。


というわけで、この悪夢の原因をみてみるため
得点&失点の推移をグラフ(5試合移動平均)にしてみました。

グラフをみると「勝利なし」期間中も得点はそこそこ取れてるんですが
失点は平均2点以上を長期にわたって超えてしまってます。
現にここ9試合は複数失点継続中(; ・`д・´)


ちなみに昨年2017年は開幕から全然得点がとれず
ジョール体制になって得点は増えた一方で
失点も一時は平均3点を超える勢いだったんですが
最後は謎の堅守で残留を決めたのでした。


一昨年2016年は後半勝てない時期を迎えたものの
失点面では一貫して平均2点を超えることはほぼなく
意外と安定したシーズンを送ってたんですね。


28試合終了時点での得点&失点を直近3シーズンで比較してみると……

  • 2016年 41得点42失点 12勝6分10敗(勝点42)
  • 2017年 30得点42失点  6勝4分18敗(勝点22)
  • 2018年 47得点46失点 11勝10分7敗(勝点43)

得点も失点もJ2昇格後の最多を記録してます。
なんと残留を争ってた昨季よりも今季の方が失点多いんですね。
今季のレノファは攻守一体サッカーを目指してますんで
失点を減らすには守備だけを固めるんじゃなくて
効果的な攻撃を展開する、ってとこもセットになってくる。
そーなると中央のトライアングルは三幸&前ちゃん&丈二で固めるのがベストなんちゃうかなー
みたいなことも頭によぎったりする今日この頃ではあります。


確かに今はとても苦しい時期ですけども
この長いトンネルをくぐり抜けたときの歓喜をチームと一緒に味わいたい!
という気持ちで地道に応援していきたいものですね。


明日8/26(日)の大宮戦は、レノファ史上初めて埼玉県内で迎える公式戦。
そう、レノファ埼玉初上陸なのです!
我々留守番組としましては、現地応援におもむく大勢の仲間たちに「オナシャス!」と気持ちを託し、
DAZNを通じて野獣のように強い念を送ることといたしましょう。