なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

昇格を目指すユースとレディースの秋

こないだの10/26(金)の夜は
徳地までレノファU-18の試合を見てきましたよ。
この試合に勝てば県ユースリーグ1部初優勝を決めるという大事な一戦。
あいにくの雨予報でしたが、
奇しくもキックオフの笛と同時に降りはじめる雨。
f:id:shimoxx:20181026180139j:plain


仕事終わりに徳地に来るのってホント久しぶり。
むかし地域リーグ時代のレノファが徳地と高川で夜間練習してた頃をふと思い出します。


さて試合内容ですが、キックオフ直後のCKを#5伊東リョーセイくんがねじこんで
なんと開始1分でレノファ先制……だったんですが、その後は聖光ペース。
聖光が巧妙に張りめぐらせた中盤の網にことごとく引っかかるレノファのパス。
攻撃が組み立てられないどころか、幾度となく決定的ピンチを迎えます。
ただ徳地の照明が暗すぎて群青色ユニの聖光が主審(黒ユニ)にパスを出すシーンも何度か……。


前半30分頃だったか、
レノファは(わたしのお気に入りの)#4渡辺タクちゃんを中盤の底に移すと
ボールのフン詰まり状態が急速に改善。レノファらしいサッカーが息を吹き返します。
すると、35分頃に#25杉村くんが左サイドをスルスルと切り込んで2点目をゲット。
さらにその1~2分後、左からのアーリークロス
またも#25杉村くんが頭でちょんと触ってゴールイン。
どっちかつーと聖光ペースの前半でしたがスコアは3-0でレノファがリード。
サッカーとはつくづく分からないものですね。
f:id:shimoxx:20181026192142j:plain


後半は#25杉村くんがさらに追加点を決めてハットトリック達成。
守備でも聖光をゼロに封じ、4-0で勝利をおさめ
見事、県ユースリーグ1部での初優勝を果たしました!
f:id:shimoxx:20181026194908j:plain


これからのレノファU-18は、県リーグ戦を2試合やった後、
12月に広島で開催されるプリンスリーグ参入戦に出場し、
中国プリンスリーグへの昇格を目指すことになります。


参入戦に出場するのは8チーム。
広島県から4チーム&残りの中国4県から1チームずつ。
その上位2チームに入ればプリンス昇格決定(のハズ)。
詳細はそのうちクラブから発表されるでしょうから、
ユースの昇格をレノファサポみんなで後押ししたいものですね。
みんなで広島&中国プリンスに行こう!
f:id:shimoxx:20181026195143j:plain
(↑保護者のみなさんによる試合後の記念撮影の様子です)

                      • -

翌10/27(土)は早朝に山口を出発。
レノファレディースの昇格争いを応援するため新幹線とレンタカーを乗り継ぎ、
6時間以上かけてようやく御殿場までたどり着きました。
f:id:shimoxx:20181027132026j:plain


ここで今回の大会について説明しておきましょう。
まず日本の女子サッカーは次のような仕組みになってます。

  1. なでしこリーグ1部(1部相当:全国)
  2. なでしこリーグ2部(2部相当:全国)
  3. チャレンジリーグ(3部相当:全国)
  4. 地域リーグ(4or5部相当:地域ブロック)
  5. 都道府県リーグ(5or6部以下:都道府県)

今回レノファレディースが参加してる「チャレンジリーグ入替戦予選大会」は、
地域リーグ(4部相当)からチャレンジリーグ(3部相当)へ昇格するための大会……
つまり女子の地域決勝(現:地域CL)ともいうべき大会なのです。


レンタカーで試合会場に到着して感じたのはまずピリッと張り詰めたその雰囲気。
かつてレノファが地域決勝に出場してた時に感じたあの空気とまったく一緒です。


3日連続のリーグ戦でとにかく1位になれば入替戦に進めるわけですが
レノファはすでに前日の群馬戦で敗戦を喫しており、
残り2戦を是が非でも勝たなきゃいけない状況。
そんな中で2日目のヴィクサーレ沖縄ナビィータとの試合が始まりました。
f:id:shimoxx:20181027143442j:plain


対戦相手のヴィクサーレですが、数奇な運命をたどってるクラブです。
元をたどると2001年、
当時九州リーグにいた「沖縄かりゆしFC」がラモス瑠偉を招聘し
Jリーグを目指すクラブとして名乗りをあげたのが発端でした。
翌2002年、
かりゆしFCは九州リーグを優勝したものの
地域決勝で敗退するとラモスは解任され、
所属選手たちもラモスと一緒に退団したのでした。
そしてラモスたちが結成したのがFC琉球
現在J3首位を走ってるあのFC琉球です。


残されたかりゆしFCが次に招聘したのが加藤久(ラモスのヴェルディ時代の同僚)。
かりゆしFCは2003年、2004年と好成績を残しますが、経営難におちいり
加藤以下選手全員が退団することになってしまいました。
加藤久は、選手たちの受入先として新たにヴィクサーレ沖縄を立ち上げ今に至ります。


さてレノファレディースの声出し応援は
リンくん(リン许 (@rinden7kata2) | Twitter)のコールリードのもと、
お魚さん(三枚おろし (@orange_sakana) | Twitter)と自分の3名。
このほか選手のご家族(りえなファミリー他)もたくさん来られてましたね。
f:id:shimoxx:20181027131313j:plain


前半は0-0で終了。
確かにおされ気味ではあるけれど、思った以上に互角に戦えてます。
レノファの攻撃の形をしっかり出せればワンチャンあるで!と思ってたのですが……
f:id:shimoxx:20181027151229j:plain


守備を崩されたワケじゃないけど不運なプレーから2失点。
そしてそのまま試合終了。
レノファレディースの全国を目指す戦いはあっけなく終わってしまいました。
試合後、あいさつに来てくれた選手たちはみな涙また涙。
そりゃそうだよな。1年間の目標がこんな早く断たれてしまったんだもんな……。
応援する我々もかける言葉が見つかりません。


しかし可能性がなくなっても最後まで戦い抜くのがレノファの昔からの伝統。
ワタシも宿泊した三島の街で、翌日の試合に備え栄養補給にいそしみました。
まずは米茄子の田楽に生ビール。これはたまらない!


そして駿河湾でとれた金目鯛に黒むつ。
海が深いのでそのぶん脂がのってて美味いの何の。
それを肴に初亀(藤枝の銘酒)をいただきます。

                      • -

最終日10/28(日)。
対戦相手のINAC神戸レオンチーナもすでに昇格の望みを絶たれてます。
レノファの練習風景を見ると昨日の敗戦から吹っ切れた様子。
よし、最後は勝って帰ろう!
この日は関東在住のしげおさん(しげお (@shige158) | Twitter)とご一緒に応援。
しげおさんは昨年もこの大会にレディース応援に来られてたとのこと。
これは頭が下がります。
ホント日本全国どこに行っても熱いレノファサポさんに会えるんですよね。
すごい時代になったもんです。
f:id:shimoxx:20181028104344j:plain


前半は0-0。
レオンチーナ強いです。
中高生のチームなのでフィジカルやスピードはまだまだ成長途上。
しかしやろうとしてるサッカーはグループ4チームの中で一番レベル高い(ように見えました)
きっとええ指導されてるんでしょうね。


後半もレノファはクレバーかつ情熱的に相手ゴールへ迫りましたが
結局0-0のまま前後半終了。勝負はPK戦にゆだねられます。
f:id:shimoxx:20181028123018j:plain


互いにGKがPKを止めまくりましたが、レノファの雰囲気は最高。
誰かがPKを外しても、むしろ歓声が上がるほど。
笑いと笑顔につつまれたレノファが最後は勝利!
勝ち点2を得て大会を終えることとなりました。

f:id:shimoxx:20181028124019j:plain


勝利後、よっぽど『山口一番』をやろうかなとも思ったんですが
やっぱこれは本来の願いが成就したときにやんないとね。
きっとバチが当たります。
#10小西選手もその思いをくみとってくれてました。


最後にこの大会で感じたことをまとめておきましょう。
やはり案の定というか、どのクラブも応援サポの人数はそれほど多くありませんでした。
これ裏を返すと、数十人規模でサポが応援したら間違いなく試合の空気をひっくり返せますよ。
さらに言えば試合の結果だってひっくり返せるハズ。


昨年は山口県から金春堂さん(KONPARU(金春堂 (@1127Shigeo) | Twitter)が応援に行かれてますが
来年は山口県からも関東からも大勢のレノファサポが駆けつけたら
間違いなく昇格へ一気に近づく!とワタシは考えてます。

                      • -

みなさん、
ユースもレディースも成長&昇格してく過程をこの目で見れるのは今だけですよ。
ぜひご一緒に歴史の目撃者になりましょう!