なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

回顧と展望2010(序論)

今年も始まります。年末恒例の「回顧と展望」。
タイトル元ネタは『史学雑誌』毎年第5号の同名特集です。
詳しくはグーグル先生にきいてみてください。
はい、どーでもいいですね。


それはさておき。
今年1年を振り返る上でどうしても外せないテーマはこれ。
「なぜJFLに昇格できなかったのか?」
それは選手や監督だけの責任ではありません。クラブにも、もっとできることはなかったか?サポーター&ファンにも、もっとできることはなかったか?クラブに関わるすべての人々が「当事者」なのです。


まず最初にハッキリさせておきましょう。
ワタシは今年の結果について「他人事」で語ることはしません。横着申すようですけども、いちサポーターでしかないワタシだって「当事者」の一員という自負はあります。今年の結果の責任の一端は担っていると(分不相応ながら)思ってます。一方的に選手や監督やクラブを責めるのは無責任、というスタンスで述べてまいりますので、どうぞご理解願います。


そもそも、クラブに手厳しいこと言うのが批判、ではないのです。
クラブの置かれた状況、クラブが持ってる限られたリソースを客観的に評価し、その上でクラブの問題点を現実的かつ合理的に導き出す。例えば、財政リソースのないクラブに「いい選手を獲れ」とばかり言っても無意味なのです。反面、クラブや選手が「できることを怠っていた」ら当然批判します。そのとき自分が「できる限りのことをやってる」ことが前提とはなりますけども。
そして、批判は建設的でなければいけません。「そんなんじゃダメ」「そんなことに意味はない」と言い捨てるだけじゃただの愚痴です。何のために批判をするのか。それは改善するためです。批判には、改善のための具体的な処方箋が含まれてないといけません。批判とはこれほどにハードルの高い作業なのです。


そして、忘れてはならないもう一つの視点。
今年の目標は「JFL昇格」でしたが、それだけにとらわれてはいけません。
何のためにレノファというクラブがあるのか。それはJFLに昇格するためでも、Jリーグに昇格するためでもありません。
レノファという存在を通じて、山口県民や山口県出身者一人ひとりの生活が豊かになること。これこそレノファの存在目的なのです。そのための不可欠な手段として「JFL昇格」「Jリーグ昇格」がある。ここが一番重要なところ。

今年の結果を振り返る上でも、ただ単に「JFL昇格を逃した」という観点からのみ見ていてはダメで、レノファが山口県民&山口県出身者のみなさんの生活の中にどこまで浸透していったか。そーゆー視点がまずは大前提だと思ってます。


それでは、次回から具体的に今年1年を振り返ってまいります。
つたない回顧と展望ですが、みなさまよろしくです。