なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

初めての残留争いの中で

レノファの2017シーズンも残り3試合。
気づけば残留争いの真っただ中にいるわけですが、
レノファにとって残留争いを経験するのは今季が初めてなんですよね。


クラブ創設以来、ずっと上を目指してきて、
昇格争いは毎年のように経験してきましたが、
残留争いは初めてのこと。
「お前、残留争いは初めてか?力抜けよ」と聞かれようものなら
「アッー!」とでも答えてしまいそうな今日この頃。


ここ数年、J2に初昇格してきたクラブがたどってきたルートどおりになってしまいました。
2013年にJ2昇格した長崎さんは、初年度6位→2年目14位
2015年にJ2昇格した金沢さんは、初年度12位→2年目21位
2016年にJ2昇格したレノファは、初年度12位→2年目??
初年度は躍進するんだけど2年目は苦しむ、という無限ループにハマりこんでしまってます。


あまり大きな声では言えませんが
残留争いのハラハラドキドキを楽しんでいる自分がいます。
いや、楽しんでいるといえばウソになりますね、
じっくり味わえている自分がいます。
だって「この窮地から一体どうやって残留に至るんだろう?」
と考えるだけでわくわくするじゃーないですか!(←やっぱ楽しんでる)


地元クラブを応援する中で
一番最悪なケースは、クラブがなくなってしまうこと。
仮に降格したとしてもクラブが消滅するわけじゃない。
降格するぐらいで消滅するようなら所詮それまでのクラブだったということ、
だと常々思っていますし、
レノファというクラブがこの山口にある限りずっと応援し続けるよ!
という方もきっと多いんじゃないでしょうか。


かといって降格してもOK、と思っているわけでは決してありません。
これまで地域リーグJFLJ3→J2とカテゴリを上がってきましたが、
カテゴリが違うと見える風景も違ってくるんですよね、
同じサッカーなんですけども。


地域リーグには地域リーグの風景がありましたし、
JFLにはJFLの風景、J3にはJ3の風景がそれぞれあって、
それぞれの良さがありました。
で、やはりJ2にはJ2じゃないと見えない風景てのがあるんだなあ
というのがこの2年間J2で戦ってきた実感です。


みなさんはどうでしょう?
ワタシはまだまだJ2の風景を見ていたい!
山口にはJ2の風景を見続けられるだけのポテンシャルが十分あると思っております。
何としてでもJ2にしがみついていこうじゃありませんか。


思えば2年前のJ3時代。
首位独走から徐々に失速し、ついに最終節までもつれこんだ優勝争い。
あのときも本当にハラハラドキドキしました。
まさか最終節の最終プレーまでもつれこむとは。
レノファというクラブは最後の最後まで何が起こるかわからない、恐るべきクラブです。
なのでシーズン最後の最後まで精一杯応援していきますよ!


もちろん目指すは20位以内の自動残留ですが、
万が一その可能性がなくなったとしても最後まで応援することに変わりはありません。
最後まで人事を尽くす。それがサポーターの矜持というものです。


人事を尽くしながらも、一方ではダサンダーという名の天命を待つことも非常に重要。
ここでみなさん「ダサンダー」というパワーワードをご存知でしょうか?
自分の応援するクラブのため別のクラブに期待・協力・応援する、という
他力本願な「打算」づくのファンを指す有名なサッカー用語です。


「他力本願だろうが、残留のためなら泥水をすするぐらいの覚悟が必要」
「ダサンダーをいさぎよしとしなかったチームは、我々の前で堕ちていった」
いずれも、最下位・降格争いを毎年のように続けてきた某J2サポさんが先日ワタシに語ってくださった言葉です。
というわけで誠に自分勝手ではございますが……
秋田さん!沼津さん!陰ながら応援しておりますっ!<(_ _)>


泣いても笑っても残り3試合。
これがレノファ山口FCなんだ!という姿をチームには見せてほしいですし、
我々サポーターもそういう姿を見せていきましょう!

ではでは。