なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

プロを目指すということ

昨日、中国地域県リーグ決勝大会が終わり、SRC広島と佐川中国SCが来季の中国リーグ昇格をほぼ確実にしました。(正式決定は後日のリーグ理事会にて)
両チームにおかれてはおめでとうございました。


同じく昨日、J2では町田ゼルビアの最下位が、JFLではV・ファーレン長崎の優勝がそれぞれ決まり、日本サッカー史上初めてプロリーグ(Jリーグ)からアマチュアリーグ(JFL)への降格が起こりそうです。(これも正式決定は今日12日のJリーグ理事会にて)


≪補足1(11月12日21:54追記)≫-----
今日のJリーグ理事会で町田のアマチュアリーグ(JFL)降格が決まってしまいましたが、町田がプロクラブであることに変わりはありません。現に今のJFLには秋田、長野、金沢、讃岐、琉球など、実質プロと呼ぶべきクラブや何人かのプロ選手を抱えたクラブがありますし(本当のこと言うと「プロクラブ」の定義って曖昧ではあるんですが)、町田がアマになるわけではない、ってことをここにあえて書いときます。
≪補足ここまで≫-------------------


町田も長崎も2008年地域決勝で対戦した相手。ずいぶん置いてかれちゃったなあという感がなきにしもあらずですが、そんな2チーム同士が40しかないプロリーグの椅子を争ってるという事実、せっかくJリーグに上がれても1年〜数年で降格するクラブが続出するだろうという予測などを見るにつけ、将来のJリーグ参入を目指してるレノファにとって、プロリーグに定着するってのはものすごい難事業なんだよなあ、と気が遠くなりさえします。


もちろん、アマチュアのままで地域に愛されるクラブとして居続けるのも決して悪いことではなくて、それはそれとして一つの選択肢ではありますね。


だとすると、我々=山口県の人たちが求めてるものって一体何なんでしょ?
そして、その求めてるものは、アマチュアのままでも手に入るものなのか?プロじゃないと手に入らないものなのか?
ここの見極めが大きなメルクマールになりそうです。


まず考えられるのは、プロの方が選手に安定した環境を与えられそうだということ。
それにプロリーグの方が(多分)ハイレベルなサッカーを楽しめる(だろう)ということ。
それから、調べてみたらこんな興味深いレポートがありました。

ふむふむ、地域社会の再形成だとか地域間交流の創出だとか、プロの方がそーいった効果を生みやすいということなんですかね。
この武藤先生はスポーツ経営の第一人者でもありまして、著書の『プロスポーツクラブのマネジメント―戦略の策定から実行まで』(東洋経済新報社、2006)はスポーツ経営にまつわる諸要素をすごくわかりやすく体系的に説明してくれる本でして、とてもオススメです。
プロスポーツクラブのマネジメント―戦略の策定から実行まで


ただ漠然と「Jリーグを目指す」と言うだけではやはりダメで……
まず「プロ化しないとたどり着けない目標」てのがあって、その目標を「地域の人たちで共有する」ってことをしとかないと、プロ化なんてとてもできないのかなと。
今までJリーグに上がってったクラブを見てそう思います。


≪補足2(11月12日21:54追記)≫-----
一応わたしの立場を明らかにしておきますと、上に書いたような議論を踏まえた上で、レノファがJリーグを目指したりプロクラブになる意義は大いにある!派です。
理由を書くと長くなるので別の機会にとっときます。
≪補足ここまで≫-------------------