なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

クラブエンブレムの件

衝撃的なデザインで多方面に議論を巻き起こしてきたレノファのクラブエンブレム。

(レノファ公式サイトから画像引用)


これまでこのエンブレムをめぐっていろんな意見が出てきました。
興味深かったのが2009年天皇杯。等々力競技場の大型ビジョンに映し出されたレノファエンブレム(→参照:天皇杯2回戦 川崎フロンターレ−レノファ山口|よっしー@監督の○○○さん)を見た一部サポから「大型ビジョンで見ると意外にかっこよくね?」「あれはあれでアリかもな」といった声が上がったのも記憶に新しいとこです。


Jリーグだけでなく世界中のクラブで、エンブレムのデザイン変更は割と頻繁に行われてます。
今回は、もしもボックス(またはドリフ大爆笑)的に「もしもレノファのエンブレムが変わるなら」のテーマで、思いつきをダラダラ書いてみることにします。

エンブレムの由来

世界中のサッカークラブがエンブレムを持ってます。
グーグルで検索してみるとホントいろんなエンブレムデザインがあるんですね。


世界中のクラブエンブレムのデザインって、元々はヨーロッパの「紋章」から来てます。
なので、もし新エンブレムを作るなら「紋章」の知識は必須。一見かっこよく見えても、紋章のルール上はデタラメなエンブレムデザインだった、とかだとカッコ悪いですもんね。

紋章のルール?

「紋章」も調べてみると、かなり奥の深い世界です。
エスカッシャン、フィールド、チャージ、オーディナリー、ティンクチャー、マーシャリング、ブレイゾン……
この辺の用語&知識を最低限おさえておけば、恥ずかしくないエンブレムが作れるハズ!と思うんですがどうでしょう。
わたしも図書館で紋章の本を何冊か読んだだけなので、大きな口はたたけませんが…。


ヨーロッパでも近年は必ずしも紋章ルールに則らないエンブレムがたくさん作られてるそうなので、あまり神経質になる必要もないのでしょうけども、「まったく何も知らない」のと「とりあえず知ってる」のとでは大違いですしね。

街とクラブのエンブレムがリンク

それから(悔しいけど)ヨーロッパでかっこいいなあと思うのが、クラブエンブレムが街のエンブレム(もしくは紋章、シンボル)とちゃんとリンクしてるところ。例えば……

街のエンブレムや紋章とまったく無関係なクラブエンブレム、というのも確かにありますが、どっちかと言えば少数派のようです。


街があるからクラブがある、クラブは街の一部、
という意識がヨーロッパの連中には浸透してるんでしょうね。

日本で「街の紋章」といえば?

じゃ日本で「街の紋章」と呼べるものといえば、たぶん「市章」とか「県章」とかなんですかね。

(↑山口県章はまさかの「山」と「口」!)


ただ、ヨーロッパの「街の紋章」が100年以上〜数百年の歴史を持つのに対して、日本の「市章」や「県章」はせいぜい数十年の歴史しかありません。それに「市章・県章=市や県のシンボル」という意識が人々の間にあんまりないのもネックといえばネックです。


大内氏の大内菱(→参照:大内氏|ウィキペディア)や、(元は広島県からやってきた)毛利氏の一文字三ツ星(→参照:毛利氏|ウィキペディア)はどーなんでしょ。よくわかりませんけども。

地域性とか歴史性とか

もしレノファのエンブレムが、たとえば唐突にライオンの絵が描かれてて「力強さを表す」とか、炎の絵が描かれて「維新の情熱を表す」とか、そんなデザイナーさんの自己満足かつ意味不明なデザインだったら嫌ですねー。


それよか、山口県の地域性や歴史性の要素(県章とか大内菱とか)を盛り込んだエンブレムデザインにしてほしい!
というのがわたしの望みです。


最後に本音を言うと、今のエンブレムでも全然文句はないです。
レノファのサッカーを見て応援して楽しめればそれで十分なので。
ではでは。