なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

回想の#8柏原渉

元#8柏原渉ことカシの最後のブログが更新されました。

カシは記録にも記憶にも残る選手。
ここぞという時に大きな仕事をやってのける「頼れる男」でした。
ざっと思い出すだけでも……

  • 2008年野上杯準決勝(バレイン下関戦)の試合終了間際、クロスを胸トラップ→反転ボレーで決めた先制決勝ゴール
  • 2008年地域決勝3日目(松本山雅戦)の前半終了間際、康太からのクロスを気合い全開ボレーでねじこんだ先制ゴール
  • 2009年中国リーグ第2節(新日石水島戦)、1-2で迎えた後半15分に落ち着いて決めた起死回生の同点ゴール
  • 2009年天皇杯2回戦(川崎フロンターレ戦)、0-1で迎えた前半23分に川崎守備陣を切り裂いた同点ゴール
  • 2010年中国リーグ第18節(佐川中国戦)、優勝を大きくたぐりよせる絶妙突破の先制ゴール
  • 2010年地域決勝3日目(SC相模原戦)で勝利を奪い取った魂の2ゴール

カシがいなかったらと思うとゾッとします。


2010年には試合中、相手に強い力で倒され背中に大ケガを負いました。
あの試合のカシは超キレキレ。要するにファウルでしかカシを止めれなかったんですね、相手チームは。


2008年の地域決勝直前のPRイベントに少し遅れてやってきたカシが「実はさっき子どもが生まれたんですよ」と満面のニヤニヤ笑顔で語り、他の選手から「こっち来てる場合じゃねえだろ」「嫁さんのとこに戻ってろ」と手荒い祝福をうけてた……なんてこともありました。


思い出すほどにさみしさが募りますが、
カシだけでなく他の選手も、みんないつかはクラブを去る日が来ます。
しかし選手のプレーは見る人々の記憶として残り続けます。
それがクラブの社会関係資本ソーシャル・キャピタル)として蓄積されていくのでしょう。