なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

数字でふりかえる2011レノファ(その1)

レノファの公式戦がおわって1か月半。
ぼちぼちシーズンをふりかえってみようと思います。

  • 公式戦総計19勝2分5敗|73得点22失点
    • 西日本社会人 2勝0敗|1得点0失点
    • 中国リーグ  13勝2分3敗|54得点17失点
    • 全社中国予選 1勝1敗|5得点3失点
    • 天皇杯県予選 3勝0敗|11得点0失点
    • 天皇杯    0勝1敗|2得点2失点

過去と比較可能な中国リーグ戦に目を向けますと…

  • 2006年 8勝6敗|25得点28失点
  • 2007年 7勝4分6敗|37得点41失点
  • 2008年 11勝5分0敗|45得点15失点
  • 2009年 13勝1分4敗|53得点21失点
  • 2010年 15勝1分2敗|51得点16失点
  • 2011年 13勝2分3敗|54得点17失点

毎年確実にチーム力はあがっているのですが、なかなか地域決勝の壁を突破することができていません。今年は地域決勝への出場権すら獲得できませんでした。
ここで1試合平均得点・失点数、そして同じく1試合平均シュート数・被シュート数に着目してみると…

2008年以降、1試合当たりの得点数はおよそ2.8〜3.0の間で、失点数も0.9〜1.2の間でそれぞれ推移しており、得点・失点数に大きな変動は見られません。
一方、1試合あたりのシュート数・被シュート数は年によって結構ばらついてますが、2008年以降、シュート数が被シュート数を1試合あたり3.4〜8.1本ほど上回っており、リーグでの戦いを概ね優位に進めてきたことがわかります。


さて現在のレノファの最大目標は、地域決勝を勝ち抜くためのチームづくり。上に見るように毎試合3得点1失点で終えることができているならば、とっくに地域決勝を勝ち抜いているハズ。しかし現実はそうではありません。
そこで、各シーズンの上位3チーム(以下「上位陣」)に対する得点・失点数そしてシュート・被シュート数を抽出してみました。

レノファと上位陣チームとの間に大きな差はない…、むしろ拮抗してることがわかります。
さらに上位陣との対戦結果は次のとおり。

  • 2007年 4勝1分4敗(ファジ、セントラル、佐川)
  • 2008年 2勝4分0敗(佐川、NTN宇部
  • 2009年 3勝0分3敗(佐川、NTN宇部
  • 2010年 2勝1分3敗(島根、松江、雉次)
  • 2011年 3勝0分3敗(島根、雉次、三菱)

上位陣とは毎年いい勝負をしてしまってるんですね。
地域決勝では中国リーグ上位陣よりも強力なチームたちと対戦しなきゃいけないワケですから、上位陣を乗り越えなければ話は始まりません。


ついでに下位陣(上位陣以外の各チーム)に対する得点・失点数そしてシュート・被シュート数。

そして下位陣との対戦結果。

  • 2007年 3勝3分2敗
  • 2008年 9勝1分0敗
  • 2009年 10勝1分1敗
  • 2010年 12勝0分0敗
  • 2011年 10勝2分0敗

以上まとめてみると、2007年→2008年の間に大きなブレイクスルーを経験したものの、その後は伸び悩んでる。それがレノファの現状だと言えそうです。
確かに実際の試合を見ていると、毎年レノファが成長していることを実感しますし、中国リーグのレベルが向上してることも事実ではありますが、客観的な数字を見る限りでは、今のレノファはあと一歩どころではなく、あと十歩くらい足りないのかな……という気もしています。


じゃ、どうやって残り十歩を埋めるか。
ここで今あれこれ書いても素人の思いつきでしかないのでやめときます。
ただ昨季よりも今季の方が、対上位陣の成績がわずかながらいずれも改善してることは、ほのかな光明ではあります。

  • 勝敗:(昨季)2勝1分3敗→(今季)3勝0分3敗
  • 得点:(昨季)1.83→(今季)2.50
  • 失点:(昨季)2.00→(今季)1.83
  • シュート数(昨季)9.50→(今季)11.50
  • 被シュート数(昨季)12.67→(今季)11.67

決して2011年は無駄ではなかった、と来季言えるようにしましょう。