なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

伽藍とバザール

伽藍とバザール」って言葉をご存知でしょうか?
ソフトウェア開発の世界ではとても有名な言葉だそうでして、もともとはエリック・レイモンドさんて人の論文タイトルなのだそうです。(´・∀・`)ヘー
意味をちゃんとご説明すると長くなりますが、カンタンにご説明しますと…


「伽藍」とはカテドラル=大聖堂のこと。
荘厳な大聖堂を建てるには、まずはよく練り上げられた設計書を用意し、熟練した技術者・職人を効率的に配置して、ピラミッド型の組織的な指示系統を通じて決められた手順どおりに建設作業を進めていく必要があります。
そーゆーやり方が「伽藍方式」(・ω・)


「バザール」とは人々が自由に出入りできる市場のこと。
バザールに必要なのは「場」だけ。場さえあれば人々は商品を持ちより、または商品を求めて自由に市場に入ってくる。初めての人も常連さんもみな同じ立場。細かいルールなんてナシ。組織だった指示系統もナシ。その代わり、人々の間をむすぶ調整役が必要とされます。
そーゆーやり方が「バザール方式」( ´−`)


詳しくは次のリンク先をドゾー( ´∀`)つ

どっちかが優れてるというワケじゃなく、それぞれにメリット・デメリットがあるようで、状況に応じて2つの方式を意識的に使い分けるべきなのでしょうね。


さて、ここから本題。
今、センバツ高校野球をやってますが、高校野球の応援って「伽藍方式」ですよね。応援のリーダー役、応援手順・方式が事前にきちんと決められてて、応援団長以下が統率のとれた応援を繰りひろげる。まさに「伽藍方式」。
社会人スポーツの特に企業チームの応援はだいたい「伽藍方式」ですよね。高校や企業といった「一定の構成員を持つ組織」には「伽藍方式」での応援が向いてるとゆーことなのでしょう。


反対に、レノファのように不特定の人たちが支える地域クラブには「バザール方式」の応援が向いてるハズ。
とゆーか今までもそうでしたよね。普段は立場の違う人々も、スタジアムに入ればみんな同じ立場。自分の意思で自由に楽しく観戦&応援するのが基本で、強制や義務なんてナシ。初対面同士でも応援するクラブの話題に花が咲いてみたり…。これこそ「バザール方式」そのもの。
そして必要なのは、先頭に立ってみんなを引っ張る「リーダー役」ではなくて、同じ目線でみんなを盛り上げてく「コーディネーター役」ですね。


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伽藍か?バザールか?と論ずることにあまり意味はないのかも知れません。
でも、自分たちがバザールの住人であることを自覚しとく意味はあるんじゃないかと思い、今回の記事を書いてみました。ホントにバザールの住人なのかどうかはわかりませんが。


見知らぬ人同士でも、その試合では一緒に楽しみながらレノファを応援する、てな風景がフツーになると良いですね(・∀・)