なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

回顧と展望2010(その4)

今季は、選手たちに負けじと応援も進化しようとがんばりました。


まずはスネアの導入。選手からのリクエストによるものでしたが、選手にも観客のみなさまにも好評だったようで、スタジアムの雰囲気づくりに何かしら貢献できてたのではないかと思います。特に、まったくの初心者から始めて雨の日も風の日もスネアを叩き続けた某さんはホントに1年間お疲れさまでした。(最後は秋葉原でしたが…。)
ともあれサポーター・オブ・ザ・イヤーは某さんで決まりでしょ(*^_^*)


応援のコールやチャント(応援歌)も気付けばずいぶんと増えました。
レノファ応援コール&チャント集
熱い系のチャント、ゆるめのチャント、硬軟おりまぜてバランスとれた構成になってきましたね。豆子郎チャントに代表されるように、そろそろ「山口らしさ」「レノファらしさ」が出てきたと言ってよいのかな…?他サポさんから「選曲のセンスは悪くねーな」「意外とバリエーション豊富だし」「Jリーグでもやってけるぞ」と高評価をいただくこともあったり。
その一方で、「おまえら、まだ声出るだろ」「子どもの声援に負けてんじゃねーよw」という意見をいただいたりもしており、人生これ修行、決して満足することなく精進し続けなきゃですね。


そして観客のみなさんも、声出し応援する人々もかなり増えました。
今やスタンド全体から手拍子や声援が飛ぶようになってます。山口県の観客のみなさんすばらしい。
ワタシの理想は、一部の声出しサポだけが応援するのではなく、スタンドの観客が一体となって応援すること。そこに立場の上下はありません。なのでレノファサポーターにコルリ(コールリーダー)はいないと思ってます。サポーター&ファン一人ひとりがコルリなんです。やっぱスポーツ観戦は受け身じゃおもしろくありません。いかにゲームに対して主体的に関わっていくか。
「主体的」てのがキーワードだと思うのです。方法は決して一つじゃありません。楽しみが与えられるのを座って待つのではなく、自ら楽しみを得ようと行動する。こーゆー人々がもっと増えれば、レノファの試合会場は自然と盛り上がっていくハズですよ。


さて来年はいよいよ、「おいでませ!山口国体」の開催年。
国体は確かにレノファ創設の契機となりました。県内初のプロスポーツ実現に向けて、国体強化をうまく利用するのは決して悪くないやり方だと思います。レノファは(財)山口県体育協会のトップスポーツクラブに指定され、(過去の記録によるとおそらく年間84万円の)強化費助成を受けてるようです。
もちろん国体が終わってレノファが弱体化するようなことがあってはいけません。国体は一過性のイベントではなく、その地域にスポーツ文化を定着させるキッカケであるべきなのです。国体が終わっても…、いや国体が終わったからこそ、より多くの人々に支えられて地域を代表するクラブへと成長してかないといけないのです。


そのためにも、まずは山口県民がもっと盛り上がらないと。
レノファが山口県という地域を基盤としたクラブである以上、すべては地域が盛り上がることから始まります。いくら選手やクラブ事務局だけがんばっても、まず地域の盛り上がりがないと何も始まりません。
皆さんはご存知かわかりませんが、今まで日本各地で何度もあったんですよ。一部の人たちだけの都合でクラブをつぶすという出来事が。
そうならないためには、消滅が決まってあわてて駅前で存続の署名を集めるのではなく、今のうちからレノファを山口県みんなのクラブにしてしまうことです。毎試合、収拾つかないくらいの観客がレノファのゲームに押しよせ、レノファが人々の普段の生活に欠かせないものになれば、一部の人たちの都合だけで簡単にレノファをつぶすなんてできなくなります。
そのためには、座って待つだけの「傍観者」じゃなくて、自ら主体的に動く「当事者」がドシドシ増えてく必要があると思うのですよ。


そしてクラブに求めたいのは、上に書いたような地域の人々の盛り上がりを受け止められるだけの体制づくりです。レノファはいまだ任意団体。税法でいうところの人格なき社団、民法でいうところの権利能力なき社団に過ぎません。今までのレノファであり続けるなら特に不都合は生じませんが、さらなる飛躍を目指すのなら現在の任意団体のままでは必ず不都合が生じてくるハズ。
なので……
そろそろ法人化しちゃおうぜ(`・ω・´)


いや、おそらくいろんな事情があって法人化してないであろうことはよーくわかってます。無茶しろとは言いません。当然、法人化の検討は散々してきたことでしょうし。
でもクラブ創設からほぼ5年が経過。クラブの本気度を見せるためにも、多少無理をしてでも法人化すべき時期に来たと思うのですよ。この際、無茶を承知で言いましょう。ワタシもですね、地区の自治会行事や子どもの学校行事をスッぽかしてレノファ応援に行き、その応援姿をテレビで流されてしまうというマジでシャレにならないリスクを恒常的に負ってるのです。クラブだって必要ならば多少のリスクは負いましょうよ。
ずっと以前から「もう法人化の時期だろ」と心の中で考え続けてきたのですが、とうとうガマンできずにブログに書いてしまいました(・∀・)


「時代は日々進歩している。去年と同じ現状維持てのは、実は現状維持じゃないんだ。時代の進歩から遅れてるから退化なんだ。時代に合わせて進歩してようやく現状維持。時代の先を行くのが本当の意味での進歩。」
昔から言い古された言葉ですが、まあそのとおりですね。
2011年はクラブも選手もサポーター&ファンも、みんな現状維持に甘んじることなく進歩していきましょう。でないとJFL昇格はとてもおぼつかないし、何よりレノファが山口県みんなのクラブへと成長していきません。


というわけで、今年の「回顧と展望」はこれでおしまいです。
考えをうまくまとめられずにダラダラ書いてきましたが、最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
(了)