なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

今年も惜別蹴人

さる12月25日、4選手の退団が発表されました。

さみしいけれど、これまでのプレーに感謝しながら毎年恒例の惜別蹴人とまいりましょう。
・゚・(つД`)・゚・



GK #1澤野晃士

在籍:2006〜2010
#試合失点
200611120
200711125
2008199
200911820
201011311
通算-6285

むむむ…
シーズン終盤に何となく予感があったとはいえ#1サワノ退団…。
思えばサワノなしでレノファがここまで来ることはあり得ませんでした。シュートへの俊敏な反応、コースの巧みな消し方、後ろからの的確な指示、あらゆる場面で高レベルのプレーを見せてくれました。たまにポカもあったけど(*^_^*)、救ってくれた回数の方がはるかに多かった。
レノファ創設時のメンバー。リーグ戦62試合出場はレノファ史上歴代3位の記録です(1位:柏原渉78試合、2位:吉田健次郎68試合)。今季は被シュート108本で失点11(2009年は被シュート113本で失点20、2007年は被シュート111本で失点25)といよいよ円熟の域に達していただけに今回の退団が非常に惜しまれます。
実は、今年の地域決勝3試合目が終わってスタンド裏でダンマクを片づけてたときサワノが声をかけてくれました。
サワノ「今年も応援ありがとうございました。JFL昇格を逃して本当にすみません。」
ワタシ「いえいえ、こちらこそ1年間ありがとう。今日みたいな試合を見せられたら、ずっーとレノファについてくしかないよ。」
サワノ「ぜひずーっとレノファをよろしくお願いします。」
そしてサワノと固い握手を交わしました。そのとき、おそらくすでに本人の心の中は決まっていたのでしょう。レノファのピッチにあのカン高い声が響くことはもうないのですね。





MF #3有近善文

在籍:2006〜2010
#試合得点アシスト
200631001
20073800
20083801
20093000
20103000
通算-2602

アリチカもレノファ創設時メンバーの一人。
MF&DFならどのポジションもこなすレノファの元祖ユーティリティプレーヤーとして活躍しました。特徴はズバリ「意外性」。
意外にも攻撃参加が大好きで、意外な場面で意外なポジションに顔を出し相手の意表をつくプレーを持ち味としていました。残念ながら近年は世代交代の波におされ出場機会が年々減少していましたが、それでも持ち前の明るい性格と笑いのセンスで、若い選手たちを引っぱっていくアニキとしての顔も持ってました。何を隠そう中村優太の「ナカムラユウタ」コールの生みの親でもあります。
今年11月の地域決勝壮行会では司会もつとめ、プロ顔負けのトークで会場を笑いの渦に巻き込むなど、最後まで「意外な」才能を発揮し続けたアリチカでした。





DF #23光田浩二

在籍:2006〜2010
#試合得点アシスト
200842400
200942200
201023200
通算-800

今回の退団選手の中で一番おどろいたのが#23コージでした。
コージのリーグ戦初出場は高卒デビュー1年目だった2008年6月15日の日立笠戸戦。後半35分から10分間の出場でしたが、次戦6月29日の宇部ヤーマン戦では90分フル出場してます。
1年目でもっとも印象に残ってるのが地域決勝での活躍ぶり。1次ラウンド第2戦のグルージャ盛岡戦で後半44分に守備固めで投入されて地域決勝デビューを果たすと、「この試合に勝てば決勝ラウンド」という松本山雅FC戦では後半26分から途中出場。正直そのとき「まだ1-1の同点のこの場面で経験の浅い選手をなぜ起用?」と思ったのを覚えてます。そしてワタシの目はfusianasan、いや節穴さんでした。
コージはまったく浮き足立つことなく堅実なプレーで松本山雅の猛攻をおさえ、勝利に貢献してくれたのです。そして決勝ラウンド第2戦のホンダロック戦にも途中出場。地域決勝での頼もしいプレーぶりは2年目以降の飛躍を予感させました。
2年目は開幕戦(元気SC戦)で90分出場したものの、その後はなかなかチャンスに恵まれず苦しい時期を過ごします。「正直、悔しい気持ちがある」とコージが語ってたのはこの年の夏ごろのことでした。
そして3年目の今季、故障に悩まされたり、またも苦しいシーズンになりましたが、出場した試合では光るプレーを見せてくれたと思います。
今後もサッカーを続けるとのことなので、いずれコージのプレーが見れるのを楽しみにしてます。





GK #35児玉健太郎

在籍:2006〜2010
#試合失点
20063616
20073600
20083600
20093600
20103500
通算-16

ケンタローもレノファ創設時メンバーの一人。
これで残る創設時メンバーは#4吉田健次郎と#8柏原渉の2人のみとなってしまいました。
さて皆さんはケンタローといって何を思い出すでしょう?
丸くて赤いほっぺ?兄弟なのに似てない弟ダイキ(児玉大輝)?いえいえ、レノファの中で一番精度の高いボールを蹴るのがケンタローだという事実を忘れちゃいけません。
練習を見てても、セットプレーの練習で一番いいボールを上げてたのがケンタロー。そう、誰もが思い浮かべるアノ選手やアノ選手よりもケンタローの方がいいボール上げてる。試合終盤でのセットプレー用のオプションとしてケンタロー起用はアリじゃないか?レノファサポの間で議論になったこともありました。
惜しむらくは欲のなさ。
せっかくサワノにない武器(=精度の高い足)を持ってたワケです。西日本社会人大会でもいいプレー見せてましたし、サポーターの間でケンタローの評価は決して低くなかったのですよ。


というわけで。
最後に4選手のこれからのご活躍を心から祈念もうしあげます。
今まで本当にありがとうございましたm(_ _)m


花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ