なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

回顧と展望2009(その3) 選手編(後)

つーわけで今日はMFとFWをふりかえります。

MFをふりかえる

ドイス・ボランチを採用してるレノファのボランチ席は2つ。
そのうちの1席をシーズンとおして守り続けたのが#14タツヤ(29試合、4得点)でした。他サポさんがタツヤを「レノファの司令塔」と評したこともありました。あとは…ミドルの精度を上げてください!
ボランチのもう1席は、#7サチオ、#10イシガミ、#19サクマらの併用をへて、6月以降に#28シューヘイが定着しつつも、シーズン最終盤はケンタが復活、といったあんばい。
#7サチオ(12試合、1得点)はシーズン途中から厳しい鬼コーチになったのが印象的。
#10ガミ(16試合、0得点)は体力面での不安がありつつも、後ろにも目がついてるかのようなパスセンスはチーム随一、というよりさらに磨きがかかりました。
#19サクマ(24試合、4得点)は今季成長した選手の一人。もう一皮むけたら(&もう少し体重落としたら)ものすごい選手にブレイクしそうな予感がプンプン。
#28シューヘイ(20試合、1得点)はチームの連動性を支えてくれました。「陰のMVP」にあげる声多数。
#39ケンタ(8試合、1得点)はケガを乗り越えて復活。8月末の県選手権決勝では復帰後のファーストタッチが何とゴールという離れわざ。


左SHでは、#11タカスギ(24試合、8得点)と#22イシハラ(11試合、5得点)のほか、FWの選手が何人かこのポジションでプレーしましたね。
#11タカスギ(以下「タカちゃん」)の「タカスギ・ゾーン」は今季も健在。8月の県選手権のバレイン下関戦で決めたゴールはすげーの一言でした。日立笠戸戦ではハットも決めたね。
#22イシハラ(以下「イシ」)はまさに意外性の男。ゴールに向かってくあの姿勢がいいですよね。
それから#45ナカムラユータ(5試合、1得点)も左SHでプレーした1人。9月23日の日立笠戸戦ではクラブ史上最年少ゴール(19歳8か月2日)を決めました。


レノファの右SHといえば#26コータ(32試合、26得点)。決して順調なシーズンではなく、コンディションに悩んだ1年だったと思うけど、それでもリーグ戦19ゴールで得点王という結果を残したのはさすがやね!今季だけでハットトリックを計4回(うちリーグ戦で3回)。他に今季ハット決めたのタカちゃんだけ。リーグ戦では6試合連続ゴールもあったしね(7/12島根戦〜10/4NTN戦)。そして地域決勝で負けた直後の涙・゜・(つД`)・゜・。もうホント「俺たちのコータ」!やね。

FWをふりかえる

FWではエース#9ヤス(34試合、15得点)とアシスト王#8カシ(34試合、8得点)の活躍が目立ちました。
ヤスはいつもひたむきにプレーし、ファンへのアピールを忘れません。地域決勝の浜松大FC戦で得点直後にサポーター席まで走ってきてくれたこと。監督は「早く戻れ」(#゚Д゚)と怒ってましたが、サポーターからするとホント嬉しかった。まさに「俺たちのヤス」!
カシもまた苦しんだ1年でした。理想を高く置いてるがゆえに、その高い理想をプレーで表現できない自分がもどかしい、そんな印象を受けました。そんな中でも中国リーグのアシスト王を取りましたし、天皇杯では川崎相手にスーパーゴール決めたくせに、試合直後は負けた悔しさで号泣。そんな姿にサポはみんな惚れちゃうんだよね・゜・(つД`)・゜・。「俺たちのカシ」!
みんなの人気者#29ミツ(26試合、6得点)。ミツだってレギュラー狙ってるに違いないんだけど、チーム事情からスーパーサブ起用が主。でもミツが入ると試合の流れがガラッと変わりますね。地域決勝がまさにそうでした。
#25シンペー(23試合、6得点)の実力はまだまだこんなモンじゃない、というのがレノファサポの一致した見方。能力高いから両FWも両SHもどこでもこなせちゃうシンペーですが、シンペーの一番の特徴は○○○○の良さ。チームとしてシンペーを活かすプレーができるようになれば、レノファは止まんなくなりますよ。来季のキーマンっす。
#15トシヒサ(13試合、2得点)も不完全燃焼な1年。力があるのはわかってるだけにね…。
#44アヅマはサポの間では定評あるFWなんですが、厚いFW陣のカベを前に、チャンスに恵まれなかった1人。同じく#17ヨシローや#41ヨコヤマも出場機会はほとんどありませんでしたが、3人ともいろんな面でチームを支えてくれました。

来季にむかって

将来的にJリーグ参入を目指してる、いわゆる物好きクラブは、近年、元Jリーガーなどそうそうたるメンバーをそろえており、そのためには当然ながら多額の経費を要するわけで、物好きクラブ同士の我慢くらべというかギャンブル合戦の様相を呈してきています。


その一方で、いわゆる企業クラブもまた、毎年1クラブは地域リーグJFL昇格を果たしていて、そういうクラブに着目すると、元Jが2〜3人いたりするけど、残りの大多数は地元出身選手だったりしており、「名前」をそろえるだけじゃなく、いかに「チームとして勝つサッカー」をするかが大事なんだなあと思い知らされます。


とはいえ、元Jリーガーが飛び抜けた技能を持ってることも確かなワケで、松本山雅#10柿本などはその好例ですが、中には期待はずれの選手もいたりするので、費用対効果を考えるとその見極めは非常に難しいんですが、やはり高い技能と豊富な経験と良いハートを持った選手が来てくれるに越したことはないんですよね。


個人的にJFL昇格のバロメータにしてるのが、2年前のファジアーノ岡山。そいで今年の日立栃木。2年前のファジの実力は圧倒的で、あのレベルのサッカーができれば、JFLに手が届くんだと思い知らされました。もう一つ、今年の日立栃木はチーム一丸となって意識を統一させてましたね。確かに高橋や前田などタレントの力が大きかったけど。


岡山や日立栃木のようなサッカーを来年のレノファがするためには何が必要か?
現有戦力の底上げもそうでしょうし、あっと驚くような有力選手の加入がひょっとするとあるかも知れません。一つ確かなことは、「名前」をそろえることに意味があるんじゃなくて、「勝つサッカー」をすることに意味があるということ。
そうした中で来季もポジション争いが今季以上に激しくなることでしょうが、サポとしては選手を応援するしかできないんだよね。どうか「勝つサッカー」のため、各選手一丸になって戦ってほしいと願ってます。サポも戦うから!