なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファの2018シーズンをセイバーメトリクス風に予測してみた

早いもので今シーズンも約1/5に当たる8試合が終わりました。
サポの度肝を抜く開幕戦にはじまり


負けに等しい引き分けもありましたが


勝ちに等しい引き分けもありました。


「もう十分おなかいっぱい」「すでに1年分は味わった」と言いたくなるほど濃密な2018年シーズンを送れてます。


できれば、もー少しサポの心臓にやさしい試合をしてくれないものですかね?やっぱ無理なんでしょうね。


「安定」より「劇的」を選ぶのは、もはやレノファの伝統です。クラブが誕生して以来、選手がどれだけ入れ替わってもこの伝統だけは変わりません。これからもレノファはサポの心臓にやさしくない試合をずっと見せ続けてくれることでしょう。


さて今回の本題ですが、毎年やってる企画なんですけども、MLBNPBの分析・予測で活用されてるセイバーメトリクスという手法を使って、今シーズンのレノファの行方を予測してみたいと思います。


このブログで何度も言及してきた「ピタゴラス勝率」。
長たらしいので以下「P勝率」と呼ぶことにしますが、セイバーメトリクスでは、得点と失点の比率から計算した勝率(P勝率)をもとに、現実の勝率が予測できる……と考えられてます。


P勝率を使えば、シーズンの1/5ぐらいが終わった段階でシーズン全体の予測が十分可能、とされてるらしく(だいぶ前に何かで読んだ)、実際、J2昇格後のレノファを見てみると……

8節時点の得失点(P勝率)から予測された年間勝ち点は、いずれも実際の年間勝ち点にかなり近い数字となってます。


というわけで、今季8試合終了時点のレノファのP勝率を計算すると約0.7となり、勝ち点に換算すると年間勝ち点73くらい……これは十分「J1昇格プレーオフ」当確圏内の数字です。


もちろん話はそんなに単純ではなく、どのチームもシーズンのうちに山と谷を経験しますので、レノファも今のペースを維持できるとは限りません。J2が現在の年間42試合制になった2012年以降のデータを集計してみると、8試合終了時点でP勝率が0.70前後だったチームは、平均するとシーズン終了時点でP勝率が大体0.60まで落ちてるんですね。


ただ、バラつき具合も結構大きくて、標準偏差を求めると0.16となり、今季レノファの年間P勝率は0.60を中心に±0.16(0.44〜0.76)の範囲におさまるんじゃないか……と言えそうです。


これを勝ち点に換算すると、年間勝ち点64前後(最少51〜最大77)ということになりまして、とりあえず(今季最大の目標である)J2残留は何とかいけそうな雲行き。


勝ち点が64前後まで伸びるようなことがあれば、夢のプレーオフに手が届くかもしれません。
昨シーズンは残留争いでハラハラドキドキを味わいましたが、今シーズンはぜひプレーオフ争いでハラハラドキドキしたいものですね!


ただ、本音をいいますと、霜田監督が就任時に言われてたように、選手たちの躍動してる姿が見れればそれで十分という思いもあるんですよね。
今季のレノファの選手たちは本当に楽しそうに躍動しながらサッカーしてます。これってまさにスポーツの原点だと思います。