なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファのシュートはなぜ決まるのか?そして今後の首位争いの行方

相模原戦の後のアウェイ福島U戦とホーム盛岡戦は(残念ながら観戦できませんでしたが)何とか白星を積みかさねました。

レノファはここまで10勝0分1敗で首位キープ。
特に得点力がずば抜けてまして、J3各チームのゴール数を見てみると……

  • 1位 32得点 山口
  • 2位 15得点 長野、鳥取、町田

と2位以下を倍以上引きはなすチートっぷり。
この攻撃力の原動力は一体なんなのか。
すでに町田サポさんが書かれてますが、レノファはシュート決定率がものすごく高いんですね。


わかりやすくグラフにしてみました。

上の方にひとりだけポツンとレノファ。
レノファのシュート決定率の高さがズバ抜けてますね。
もしレノファが他チーム並の決定率だとしたら、ゴール数は半分の16得点くらい、勝ち点もかなり落としてたハズ。


それにしても、なんでこんなにレノファの決定率が高いんでしょうか。
(仮説1)決定力の高い選手たちがレノファに集結したから?
(仮説2)ゴールを決めやすいシチュエーションをチームとして作れてるから?
(仮説3)それとも今から統計的な揺りもどしが来て決定率が下がっていくのか?


仮説3が気になったので、レノファのシュート決定率の今季ここまでの動きをしらべてみました。

とりあえず下がってきてはなさそうな感じ。


それから気になるのが今後のリーグの行方。
今後、優勝争いに加わってくるのはずばりどのチームなんでしょうか。
これを予測するのに、ピタゴラス勝率という指標を使ってみたいと思います。

  • ピタゴラス勝率=(得点の2乗)/(得点の2乗)+(失点の2乗)


ピタゴラス勝率とは上の数式で算出される「机上の勝率」なんですが、なぜかこのピタゴラス勝率と実際の勝率がだいたい一致する(相関が高い)ことが90年代に発見されまして、野球やバスケやアメフトではピタゴラス勝率が当てはまる(実際の勝率と高い相関性がある)ことが確かめられています。
ピタゴラス勝率を割りもどすと、得点と失点の比率(得失点比)になりますので、実際の勝率に関係してくるのは(よく言われる)得失点差よりも得失点比だということがわかります。
また、ピタゴラス勝率はシーズンを通じてあまり大きく変動しないので、MLBとかNBAではシーズンの展開予測に使われることが多い指標となっています。


サッカーにもピタゴラス勝率が当てはまるかどうか、2005年から2014年までのJリーグ(J1、J2、J3)でしらべてみました。
サッカーに勝率はありませんので、代わりに「1試合当たりの平均勝ち点」で見ています。

相関係数は.950。
これを見るかぎりサッカーにもピタゴラス勝率がバリバリ当てはまってます。


そこでJ3上位陣のここまでのピタゴラス勝率を出してみると……

  • 山口 91.1%(32得点10失点)
  • 長野 86.2%(15得点6失点)
  • 町田 86.2%(15得点6失点)
  • 鳥取 73.5%(15得点9失点)
  • 富山 62.3%(9得点7失点)
  • 相模原 58.3%(13得点11失点)

勝ち点では独走してるレノファですが、ピタゴラス勝率では長野や町田とそんなに差がないので、今後は3チームでの首位争いになってくるんじゃないかなと。次に争いに加わってくるとすれば鳥取、そして富山。ピタゴラス勝率から予測するとこんな感じになります。
(個人的な願いとしましては、レノファのぶっちぎり独走でございます。)


いろいろ書いてきましたが、かなりテキトーな分析ですので、あまり真面目に読まないでくださいね。
居酒屋でのレノファ談義のネタにでもなれば!(*^_^*)