なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

2010.09.12 vsNTN岡山(中国リーグ第15節)

1300人でもぎとった勝利

2か月半ぶりのリーグ戦は苦しい展開が続きましたが、ベンチワークにより変えた流れをゴールに結びつけ、1300人の大観衆の後押しも受けて、見事勝利をもぎとりました。

試合内容

久々のリーグ戦。試合前には二井関成知事がレノファの激励にかけつけまして、他県から観戦に来られた方が「うちの知事じゃ、とてもここまで地域リーグJFLのことを語れない」と言うほどの正確さ&熱意あふれるあいさつを述べ、レノファサポから突如として湧き起こった「セキナリ」コールに知事もご満悦だったとのこと。


それはさておき、試合内容。
レノファの先発メンバーはだいぶ入れ替わってました。#13ヒトシが出場停止のため、#6マサトがCB。右SBは#15カズマでなく#4ケンジロー(!)。そして何と言っても今日の注目は今季初先発の左MF#27三浦アズマでしょう。どんなサッカーを見せてくれるか、期待大です。


前半開始から前掛かりに攻撃をしかけてきたのはNTN。前回対戦とはまったく別チームのようなプレーです。
一方のレノファは、ガラッと先発メンバーが入れ替わった影響もあるのかないのか、連携がうまくかみ合わず、なかなか前線にボールを供給することができません。シュートは前半40分頃に#16リューセイが放ったミドル1本のみ。
結局、前半は0-0のままでした。


後半に入ると、レノファに連動性が生まれ始めますが得点には結びつかず。時間が刻々と過ぎていきます。
流れが変わったのは、後半15分の#5ヒナタ投入から。ヒナタのダイナミックなプレーで次々とチャンスが生まれていき、レノファにゴールの香りがプンプンただよい始めました。
そして後半25分。セットプレーのこぼれ球が#2ヒロの目の前に転がると、W杯の本田圭佑を彷彿とさせるシュートでヒロがねじこんでレノファが先制!1300人の大観衆もたまったうっぷんを一気に吐き出すかのような大盛り上がり。(山口1-0NTN)


後半終わりが近づくにつれて、NTNが何とか同点に追いつこうと必死の攻撃を見せますが、レノファ守備陣は落ち着いて対応。
後半45分、その前がかりになったNTN守備陣の裏をついたパスを#7コータが憎らしいほどの冷静さでゴールに流し込んで勝負あり。(山口2-0NTN)


まーNTNはレノファをよく研究してましたよね。レノファもNTN#10上田を徹底的にマークして仕事をさせませんでした。中国リーグでは、いかに上田を抑えるかがNTN戦の最大テーマですからね。
互いに相手の長所をつぶすような試合展開に物足りなさを覚えた方も少なくないのでしょうが、むしろ中国リーグを昔から見てる方には見ごたえ十分なゲームだったんじゃないでしょうか。


あと#27三浦アズマ。惜しくも後半途中で交替したものの、声出しエリアでは「アズマ、ええ動きしとるやん」「今日のアズはあるよ、全然あるよ」と口をそろえて高評価。レノファの今後の戦いに、アズマという有効なカードが増えたことはホント心強い限りです。


試合後、NTN岡山がレノファベンチへあいさつしたとき「NTN」コールを入れたら、わざわざ声出しエリアへもあいさつしてくれました。NTN岡山は、見た目ワイルドな選手が多いのですが、プレーも普段の態度もクリーンでとても好感の持てるチームです。
そいえば、NTN#19三宅がヒナタと競ったとき頭から流血してましたが、大丈夫だったんだろか…。

1300人は歴史の目撃者

さて今日は2010人プロジェクトと銘打って、様々な企画が用意されていましたが、実際の観客数は1300人。


言うまでもなく、今回の企画は今後につながる挑戦だったと思ってます。何をすれば、どれだけのお客さんがスポーツ観戦に来てくれるのか。今回の企画は絶好のテストケースになったハズ。
県外から久々のリーグ観戦に訪れた方は「この大観衆は一体どしたの?」「レノファに1000人以上集まるとは夢のよう」と感激されてました。
あと毎回思うんですけれど、試合後のピッチ大開放企画はええですね!ピッチに降り立った人たちの笑顔がこれまたイイ!施設管理者さんのご理解があっての企画ですよね。今後もぜひ続けてほしいものです。
ともあれ、今日のこの試合は、いずれ山口県にスポーツ観戦文化が根付く布石となると信じております。


今日で、今季リーグ戦ホームゲームは終了。
過去リーグ戦のレノファホームゲーム観客数の推移を見てみると…

  • 2007年 リーグ戦観客総計2,100人 1試合あたり300人(7試合)
  • 2008年 リーグ戦観客総計3,200人 1試合あたり400人(8試合)
  • 2009年 リーグ戦観客総計5,100人 1試合あたり567人(9試合)
  • 2010年 リーグ戦観客総計7,050人 1試合あたり783人(9試合)

ゆるやかに、しかし着実に。レノファの観客は増えてきました。
いつかは1試合で7050人以上の観客でレノファを応援したいものですね!

次戦は

来週は、現在リーグ実質2位のデッツォーラ島根と対戦です。


数字上だけの話をします。
次の試合でレノファが勝てばリーグ優勝決定。
しかし今のデッツォはノリにノッてます。おそらくは全国の地域リーグでもトップクラスの強さです。当然ながらデッツォは逆転優勝を狙ってることでしょう。簡単に勝てる相手ではありません。
しかし、JFL昇格を目指すのなら、今のデッツォを乗り越える実力を持ってなきゃダメです。応援する我々も、優勝なんか関係なく、あくまで勝利を貪欲に求めていきたいものです。


試合会場は、浜山公園陸上競技場島根県出雲市)。自動車で4時間〜5時間の距離ですが、ぜひ大勢の山口県民でレノファを後押ししちゃいましょう!
【注意】相手が挑発(中指突き立てるとか)してきても、冷静に無視すること(・∀・)

大きな地図で見る

レノファ得点ランキング(9月12日現在)
  • 15得点 #7福原(コータ)
  • 5得点 #10中川(シンペー)
  • 3得点 #8柏原(カシ)、#9安田(ヤス)
  • 2得点 #15碇野(カズマ)、#22石原(イシハラ)、#28鈴木(シューヘイ)、#4吉田(ケンジロー)、#16田村(リューセイ)、#2伊藤(ヒロ)
  • 1得点 #5吉次(ヒナタ)、#13藤井(ヒトシ)、#19佐久間(サクマ)、#17戸高(ケンタ)、オウンゴール
今日(9月12日)のリーグ結果
    • 第15節 佐川 3-0 新日石
    • 第15節 山口 2-0 NTN
    • 第15節 宇部 7-0 JFE
    • 第15節 島根 9-3 松江
    • 第15節 日立 1-6 雉次

≪中国リーグ暫定順位表(9月12日現在)≫

順位クラブ勝点試合得点失点得失差
1レノファ山口FC371512124313+30
2ヴォラドール松江29159243530+5
3佐川中国27149053824+14
4ネクスファジ25158164622+24
5デッツォーラ島根25138144026+14
6新日石水島23147253433+1
7NTN岡山18156094039+1
8宇部ヤーマン16155192226-4
9日立笠戸151550102956-27
10JFE西日本0150015866-58
今後の日程

来週の中国リーグはこんなあんばいです。

  • 9月18日
    • 13:00 第16節 島根×山口 @浜山陸上
  • 9月19日
    • 11:00 第16節 NTN×新日石 @kanスタ補助
  • 9月20日
    • 13:00 第16節 松江×日立 @松江補助
    • 13:00 第16節 JFE×雉次 @JFE
    • 13:00 第16節 宇部×佐川 @おのだ

その他の中国リーグ日程は夏〜秋の日程まとめをご覧くださいな。