なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

それほどナイーブではない

えーむかしむかし、アメリカの人と話をしてておたがいに意見がくいちがうと「よし、じゃーargue(自説の正しさばかりを主張する)じゃなくてdiscuss(いろんな観点からその事柄について論ずる)をしよう」とアメリカ人みんな口をそろえて言ってました。意見の違いが感情的な好悪につながらず建設的な議論ができるよう、アメ公どもいや失礼、アメリカンたちは子どものうちから「×argue、○discuss」ということを叩き込んでるのだそうです。


なんでこんなことを書くかというと、今から書く内容には、感情的な好悪は一切含まれてなくて、あくまでdiscussなんだということをわかっていただきたいからです。


では本題。


先日のネクスファジ戦をふり返って、このようなご意見がありました。

んー、そいえば試合中、ウチ(レノファサポ)が応援チャントを歌い終わったら、ネクスファジサポさんが同じチャントをかぶせてたことが2〜3回ありましたな。(チャントやコール入れてる最中は相手の応援まったく聞こえてません。)


正直言ってよかですか?
全然気にしてないですよ(*^_^*)
むしろレノファサポを「敵」として認めてくれたってことでしょ?光栄なことじゃないですか!(・∀・)人(・∀・)
ファジサポさんがチャントかぶせてくるのは3年前に経験ずみだし、なつかしーなーってなもんですよ。申し訳ないが、我々はそれほどナイーブにはできてないっす( ・ω・)


まーその上で、もう少しdiscuss。
あの試合でもレノファサポは相手サポさんの応援に負けてなかったと自負してます。より大きな声を出してた。より大きな手拍子をたたいた。より熱い思いをピッチにぶつけた。それはあの試合だけでなく、松本山雅戦でもどの試合でも。自分たちの応援は決して負けてない。
それはファジサポさんも一緒でしょ?「自分たちの応援は、相手の応援に負けてる」と思いながら応援するサポなんていたらおかしいですよ。選手たちに失礼ですよ。


客観的に見れば、人数だとかデシベルだとかで応援の優劣を定量的に測定することもできるんでしょうが、サポという人種にそんなものは関係ありません。
主観的に見てどうかがすべて。自分たちは力の限り応援できたか。選手を後押しできてたか。最後まで前を向けていたか。それが応援の評価基準。


あとですね、サッカーチームは確かにJ1→J2→JFL地域リーグ→県リーグというヒエラルキーの中で序列化されてます。
でもサポという人種にそんなこと関係ありませんよね?J1クラブサポは県リーグクラブサポよりも上なのか?応援してるクラブがたまたま強いか弱いかってだけで、J1サポの方が県リーグサポより上なんてことはないんです!よく勘違いされてる方いらっしゃいますけど、ここ大事なトコですよ!試験に出ますよ!(゚Д゚;


地域リーグや県リーグで見かける「ひとりサポ」さんと同じコト(たった一人or二、三人で声出し応援)できるJクラブサポさんって、割合的には多くないでしょ?一人だけで声出し応援ってワタシもやったことあるけど、かなりキツいものがあったね(笑)
その意味でいえば「ひとりサポ」さんは大多数のJクラブサポさんに「勝ってる」(という表現が適切かどうかはともかくとして)という見方だってあり得るのです。(´・∀・`)


話は戻りますが、サッカーに限らずスポーツってのは決められたルールの中で相手の嫌がることを最大限にやりきろうとするモノなのであって、それこそがスポーツにおける敬意(リスペクト)でありスポーツマンシップなんです。
ゆえに、相手の応援チャントにかぶせてきたファジサポさんはスポーツマンとしてまったく正しい(相手を嫌がらすことには失敗してるけども)。これが今日の結論。
異論は……認めるけど、ちゃんとdiscussの作法にのっとってくださいな。ではでは。