なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

選手ダンマクをつくろう(その2)

では、昨日の続きで、ダンマクの作り方をカンタンにご説明いたします。
まず買う物は、だいたい次のとおり。

  • 布生地
    • 手芸店で、シーチング、ブロード、ツイールといった薄すぎず、厚すぎずの布を買います。値段は1m数百円程度。ワタシは長さ4mで買うことが多いです。
  • ひも
    • ダンマクをくくりつけるためのヒモを買います。手芸店でオレンジ色のアクリルコードを買うのがベストなんでしょうが、結構値段が高いので、ナフコとかで売ってるビニールひもでも十分OK。
  • ハトメ
    • ひもをとおすための金属製の輪っかです。手芸店で売ってます。数百円程度。布に取りつけるときは金づちを使います。くわしい取りつけ方は、商品パッケージの説明書きを読みましょう。
  • フェルト
    • 布生地に直接ハトメをつけると、そこから布生地が破れやすくなるので、補強としてハトメをつける場所にフェルトを貼りつけます。これも手芸店で売ってます。今はアイロンで貼りつけるタイプや、裏がシールになってるタイプあり。130円程度。
  • 水性ペンキ
    • オススメはナフコとかで売ってるアサヒペンの『水性ビッグ10』シリーズです。無臭で耐久性の高さに定評あり。1缶660円程度。

必要なモノを買うのと並行して、ダンマクのデザインを考えます。実はここが一番肝心な作業です。
何色の生地に何色の文字を描くのか。選手名だけ描くのか、背番号も入れるのか、フレーズも入れるのか、文字フォントは何にするのか、悩みはつきません。ワタシはネットで他サポさんが作ったダンマク画像を検索し、デザインの参考にさせてもらってます。


デザインイメージが決まれば、DTPソフト(フォトショップイラストレータとか)やワープロソフト(一太郎とか)でダンマク原稿を作成します。
ワタシが使ってるのは拡大印刷がしやすい一太郎。ダンマクに描く文字・絵をカンタンに原寸大で印刷することができるので便利です。また、文字をそのまま印刷すると、プリンタの黒インクがすぐになくなるので、一太郎の書式設定で文字飾り→中抜きで、文字輪郭だけ印刷(インクを節約)する方法をとってます。


さて、プリンタで印刷した原稿を貼り合わせたら、布生地の下にしきます。すると、原稿の文字や絵が布生地から透けて見えるので、それに沿って布生地に原稿を下書きします。
ワタシは鉛筆を使ってフリーハンドで布生地に下書きしてます。ただし、ペンキを塗るとき、鉛筆の下書き線からはみ出さないように塗るという高い技術が求められます。
中には文字&絵の輪郭に沿ってマスキングテープを貼るという人もいます。こちらはさほど「塗り技術」を必要としませんが、高い「貼り技術」が要求されます。


下書きが終わったら、いよいよ布生地にペンキを塗ります。かなり激しく裏移りするので、布の下に新聞紙やブルーシートをしきましょう。
水を足さないとペンキのノビが悪く、塗る時間が長めになりますが、水を足しすぎるとペンキが布ににじんでしまいます。適量は水を数滴程度です。ペンキが均等にのびることを意識しながら、無心に塗っていきます。その姿はまさに塗り職人です。


ワタシも最初は1枚ペンキ塗るのに2〜3時間くらいかけてましたが、慣れると1時間くらいで塗れるようになりました。要は慣れですね。
梅雨どきや真冬の大雪とかでない限り、ペンキは意外と早くかわきます。
でも心配なので、できれば一晩はかわかしましょう。


ペンキがかわいたら、布生地にハトメをつける準備をします。
まず、ハトメをつける箇所のうらおもて両面にフェルトを貼りつけていきます。ハトメをつける箇所ですが、まず布生地の四隅、あとは上辺に約1m間隔、下辺に約2m間隔くらいで取りつけるのが一般的です。
フェルトを貼り終わったら、次はハトメの取りつけ。くわしい取りつけ方は商品パッケージの説明書きを読んでください。カナヅチが必要です。


最後はハトメにヒモをとおして完成。


苦労して作ったダンマクを実際に試合会場へ張りだすときのワクワク感。そして、ダンマクを見てやる気に燃えてくれてる選手への思い。これもスポーツの楽しみ方の一つなのです。
少しのおカネと少しの時間で作れるダンマク。
というワケで、この週末はみなさんもぜひダンマクづくりにレッツチャレンジですね!