なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

俺たち幻想

昨日の試合後、気分良く書店に入ったら「サッカー批評」43号を売ってたので即買いしてみました。(この雑誌はすぐ売り切れるのが難点)
で、『GIANT KILLING』の原作者:綱本将也のコラム「ゴール裏センチメンタル合唱団」に、次のようなくだりがありました。少し長いけど引用します。


・・・フロント、選手、サポーター、そしてクラブを応援するものすべてが「俺たち」なのだ。この「俺たち幻想」がサポーターをサポーターたらしめている。・・・「俺たち幻想」を持っているかいないかが、サポーターかそうでないかを分ける唯一のポイントであると言ってもいい。
ゴール裏の原理原則は「俺たちは俺たちだから俺たちを応援する」だ。
出典:綱本将也「ゴール裏センチメンタル合唱団 21曲目『俺たち幻想』」(「サッカー批評」43号、双葉社
いや、まったくそのとおり!
「俺たち」は「俺たち」なんですよ。だから「俺たち」を応援してるワケで。もちろん、それは幻想にすぎない。幻想にすぎないと判っていながら信じてる。それがサポーターという生き物。


サッカーなんだから負けることもある。でも、選手だけが敗戦の責任を負うべきなのか?選手と心を一つにして応援してるハズのサポーターにだって、敗戦の責任はあるハズだろ?
もちろん、戦えてないヤツがいれば、それが選手だろうがサポーターだろうが、責められて然るべきだ。でも、全員が本気で戦っていても負けることはある。そのとき、選手たちを一方的に責めるんじゃなくて、選手と一緒になって責任を負う。それがサポーターってモンだよね。
もちろんそれが「俺たち幻想」だってことは判ってる。