なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファとJ3

来年から始まるというJ3の姿が少しずつ見えてきました。

各報道をまとめますと
◆参加要件

J3に参入するには、まずJリーグに準加盟することが前提

・そのほか、スタジアム5千人以上、プロ契約3人以上、S級監督などの参加要件あり

◆昇格のしくみ

・基本的にJFL上位がJ3へ昇格

・今年はJ3開始の特例として、準加盟した上で一定条件をクリアすれば地域リーグからもJ3参入が可能

◆今年のスケジュール

・6月末までに準加盟申請を提出

・準加盟が承認された後、成績や財務状況の面からJ3参入にふさわしいクラブかを審査

・その審査を経て、9月にJ3参入クラブを正式決定(地域決勝での成績が加味される可能性も?)

◆参入候補

・当確:町田、長野、相模原、讃岐、秋田、金沢(いずれもJFL

・濃厚:福島U(JFL

・候補:藤枝、びわこ、琉球(以上JFL)、盛岡、前橋、東京23、鈴鹿、奈良、山口、V鹿児島、FC鹿児島(以上地域リーグ

◆その他

地域リーグからは2〜4チームが参加の見込み

・10チームでのスタートが基本線。ただし8チームでのスタートも視野に

・将来的にはJ3を60チーム(20チーム×3ブロック制)まで増やす「Jリーグ100クラブ構想」も

J3の詳細は3月6日にあらためて発表予定

JFL

・2014年のJFLは12チーム前後で開催

・今季の地域リーグへの降格はナシ

地域リーグからは3チーム+αが昇格の予定

報道内容だけだとまだよくわかんない部分がありますね。
3月6日の詳細発表を待ちたいとこです。


このJ3創設の動きに対して、レノファは……


レノファ山口FC……は、「……来年からJ3に入るために準加盟申請の準備を進めています。今年の春にも準加盟申請を出そうと動いています。……」
レノファ山口「来年からJ3に入るために準加盟申請の準備を」|サッカーなう(2013/02/21)
J3参入の意欲十分。
そんなレノファに対する日刊スポーツさんの評価ですけども

レノファ山口(山口、中国)スタジアムは条件クリア。実力未知数
秋田、金沢も当確/J3参入予想|日刊スポーツ(2013/02/20)
実力未知数……まったくおっしゃるとおりでございます(´・ω・`)


とりあえず、まずは準加盟申請しないことには話がはじまりません。
準加盟のくわしいことは「Jリーグ準加盟規程」にみんな書いてありまして

第2条の準加盟の条件をざっくりまとめますと、運営体制(運営法人、育成組織、財務状況、自治体支援など)がしっかりしてること。
さらに第6条の準加盟審査を読むと、地域との協力関係、経営状況、戦力、観客数などについてヒアリングが行われるようです。


過去の事例を見ましても、準加盟は意外に高いハードルだと感じます。
客観的にみて、レノファが準加盟承認される可能性は良くて50/50ぐらいじゃないかなと。
おそらく一番のネックは財務状況。
たとえ今年の数字がよくても、前年や前々年の数字でシビアな評価がくだされることもある世界ですので、一体どうなるのか予断を許しません。
運営法人とか育成組織とかはクラブさえがんばれば何とかなりますけども、財務状況はクラブのがんばりだけではどうにもならなかったりします。やはり地域のみなさんのご理解とご支援がぜひとも必要な部分ですよね。
要するに、スポンサー、法人会員、サポーター会員になったり、グッズを買ったりして、クラブにお金を落としちゃえ!とこーゆーことでございます。


あと成績も大事ですよね。
準加盟が承認されようがされまいが、地域決勝を勝ち抜かないことには、どうやらJ3にもJFLにも行けなさそうな雲行きです。
また、これは以前どっかで伝え聞いた話なんですが、準加盟審査では、観客数だけでなく、スタジアムの盛り上がりやいわゆる声出し応援の様子なんかも評価の対象になることがあるらしく、もしそうだとすると、スタンドの観客&ファン&サポーターが準加盟を後押しできる部分なのかもしれません。


というわけで、やることはハッキリしてます。
◆経営陣(クラブ)は、準加盟に全力を注ぐ。
◆現場(チーム)は、とにかく勝利をつみかさねる。
◆地域のみなさん(サポ&ファン)は、現地観戦したり、声出し応援してみたり、クラブにお金を落としたり、自分のできる範囲で目一杯レノファを楽しむ。
それぞれがやることをやりましょう!(`・ω・´)


最後に、前々から何度も書いてきた持論をしつこくて申し訳ないですが、あらためまして。
レノファの目的はJリーグに入ること……ではなくて、レノファがあることで山口県のみなさんの生活が少しでも明るくなる、楽しくなる、地元に誇りや愛着を持てる、これがレノファの目的であり存在意義だと思うんですね。
その目的を達成する手段(の一つ)としてプロクラブ化≒Jリーグ入りがあるんだと。


この山口の地でプロスポーツクラブだからこそできること、てのがあるハズですよね。
Jリーグに参加することで、山口にいながら日本全国とつながることができる。(これはJFLでも可能ですが)
プロ選手のハイレベルなプレーを楽しむことができる。子どもたちはそのプレーを見て選手にあこがれる。
プロスポーツは観客に見てもらうことが仕事なので、観客本位のスポーツ環境&文化が育っていく。
プロ化≒Jリーグ入りは、決してレノファのすべてではないけれど、これからのレノファと山口県に必要な「手段」だと思ってます。


もちろんこの考え方をみなさんに押しつけるつもりはまったくございません。
こーゆー考え方もあるんだという風に思っていただけたらとても幸せます。