なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

Jリーグ準加盟への道のり

今季からJFLに昇格するカマタマーレ讃岐が、昨日Jリーグ準加盟の承認を受けました。

讃岐のチーム&サポーターのみなさまからすれば「やっとスタートラインに立てた」と、ひと安堵なのではないでしょうか。まずはおめでとうございます。
讃岐の住谷社長さんは現職の高松市議会議長。しかし5月の任期切れとともに議員を引退し、カマタマーレの社長職に専念するとのこと。市議会議長といえば、その地域で政財界のいわば顔役的な人が就任するポスト。なんと頼もしい社長さんでしょう。うらやましい…。


一方で、準加盟が認められなかったクラブもありました。

いずれも「継続審議」だったようですけども、準加盟承認はそう簡単じゃないってことが、あらためて浮き彫りとなりました。
両クラブとも、(1)スタジアムの整備スケジュールと(2)クラブ運営の明確さが指摘されたとのこと。ただ強いチームを作ればいいんじゃない、地域に支えられながらずっと持続していくクラブづくりが強く求められてる、ということなのでしょう。


ここでJリーグ準加盟を少しおさらい。

Jリーグに入会するには、準加盟クラブになっておかなきゃいけません。
そこで準加盟の条件をざっと見てみると…


<準加盟の条件>
・クラブの法人化
・クラブの適正な経営
・常勤役員1名以上&常勤スタッフ2名以上
・県サッカー協会の支援
・地元自治体の応援(文書で明示)
Jリーグ基準を満たすホームスタジアムの確保
・その他Jリーグが必要と認める事項


だよなー、まず法人化だよなー。
法人化マダー・・・?(・ω・` )っ/凵⌒☆チン


県協会も地元自治体も、準備さえととのえば協力していただける…ハズ。ホームスタジアムは3月オープンの維新スタジアムがあるから(あまり)心配なし。その他Jリーグが必要と認める事項…って何だ?これ一番あやしくねーか?ま、いいけど。


とりあえずレノファにとっての課題は法人化ですな。そして適正なクラブ経営。出たとこ勝負のドンブリ経営じゃダメということ。
法人化も適正経営も口で言うのは簡単なんですけどね。実行するにはそれなりのパワー(人材とか)とリソース(お金とか)が必要。そのパワー&リソースをどこから引っぱり出してくるのか。これは難問です。


たぶん、クラブの中の人に任せっきりとかじゃ、うまくいかないと思うんですね。山口県のみんながパワーとリソースを出し合わないと、きっとうまくいかない。例えば甲府とか新潟とかはそれができてる。だから(今のところ)うまくいってる。


というわけで。
レノファには(すぐにでも法人化を望みたいところですが)近い将来に法人化できるよう遅滞なく準備を進めていただきたい。ただ単に準加盟に必要というだけでなく、地域に支えられるクラブになるために法人化は絶対必須。
そして、みんながパワーとリソースを出し合いやすいような受け皿づくり、環境づくりも進めていただきたい。中の人さんは(ワタシなんかより)よくわかってらっしゃることと思いますが。


一方、山口県のみなさんも積極的にクラブづくりにコミットしていきたいところ。傍観者じゃつまんない。できる範囲から少しずつでもクラブにパワーやリソースを出し合ってみる。誰かがやるんじゃない、みんなでやっていく。
これが、マンガ『GIANT KILLING』でタッツミーが言った「これがクラブだよ」という言葉の意味なんだろうと思ってます。そして、みんなでやっていくことが準加盟への一番の近道でもあるのでしょう。おそらく。

ではでは。