なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファサポと幕末長州の意外な共通点

ものすご遅くなりましたが
皆様あけましておめでとうございます<(_ _)>
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(↑クラブからいただいた年賀状です)


さて先日うれしいニュースがとびこんできました。

レディースU-18が県女子リーグ2部で優勝し、1部への昇格を決めたとのこと。
レノファ全体の中で2018シーズンに昇格を決めたのは、ユースBチーム(県3部→2部)に続いてレディースU-18が2チーム目です。
あらためて振り返ればレノファがこれまで経験してきた「昇格」は合計9回ありまして…

  • 2013年 トップ(中国→JFL
  • 2014年 トップ(JFLJ3)、ユース(県3部B→県2部)
  • 2015年 トップ(J3→J2)、ユース(県2部→県1部)
  • 2016年 レディース(県→中国)
  • 2017年 ユースB(県4部→県3部)
  • 2018年 ユースB(県3部→県2部)、レディースU-18(県2部→県1部)

クラブ創設の2006年からなかなか昇格を経験できなかったレノファですが、2013年にJFLへの初昇格を決めるとそれ以降毎年どれかのチームが昇格を果たしております。昇格を毎年経験してるということは、レノファというクラブがまさに成長途上にあるってことなんでしょね。


その一方で、レノファがまだ経験したことないのが「降格」。
レノファにいつか訪れる(であろう)その時にあっても泰然自若としていられるクラブ&サポでありたいものです。


そこで思うんですけど、サッカーには「こーゆー時にサポはこーふるまうべし」みたいな不文律というか文化がありますよね。「降格したらサポはクラブに怒りをぶつけるべし」みたいな。
でもそれを真似る必要は全然ないと思うんです。スポーツ観戦・応援には「ただ一つだけの正解」なんてものはありません。人間と人間のやることなので「正解はいくつもある」ハズなんですね。


これまでの山口県はスポーツ観戦・応援の空白地帯でしたが、レノファがJリーグに上がってからは、そのへんの普通のおばちゃんおじちゃんたちがスタジアムまで観戦・応援にやってくるようになり、今まさに独自の観戦・応援文化を作り上げてるところです。


昔からのJ1クラブとかだと気合の入ったヤツらがスタジアムに集まり気合の入った応援をくりひろげる。それって「非日常」「ハレ」ですよね。でも山口ではそのへんの普通のおばちゃんおじちゃんがスタジアムに集まり日頃の生活の延長線上で応援をくりひろげる。つまり山口県民にとってのJリーグって「日常」「ケ」なんじゃないかなと。レノファサポにとってレノファを観戦・応援するのって「非日常」というよりも「日常」の延長線上的な感覚なんじゃないかなというのがワタシの仮説です。


で、レノファサポの観戦・応援文化に関連して、こないだ興味深いツイートを見つけたんですが


Jリーグ観戦者調査2018」はまだ公表されてませんので、このツイートにのってる画像の出所は一体どこなんだろう?と思ったりもするんですが、とりあえずこのツイートを信じることにしまして内容を見ていきますと、J1&J2の2018顧客満足度でレノファは堂々2位なんですね。これはビックリ。(それ以前に岡山さんが何年間も毎年1位だったわけですが)


さらにその顧客満足度の内訳を見ていくとレノファは「情報」と「雰囲気」で1位を獲得してます。
「情報」てのがよくわかりませんけど「雰囲気」はクラブとサポ・ファンが一緒につくりあげてくものなので、それがリーグ全体でトップということは、今のレノファ(クラブ&サポ・ファン)が進んでる方向は決して間違ってないということなんやろなと。


ただ、よそから見るとどうもレノファサポはぬるいみたいです。確かにそうかもしれません。ホーム維新みらスタでもレノファサポは全然声出てないですし。ゴール裏で周りの様子を見てみると、ちゃんと声出してる人5~6割、頭上で手を叩いてる人2~3割てのが実情です。
でもそれでいいと思うんですよ。
なんと言われようがそれでもスタジアムの雰囲気(満足度)はリーグ1なわけですから。


維新みらスタの雰囲気って県民性がよくにじみ出てます。
普段はのんびりしてるし結束もゆるいけどいざとなったら(それなりの)力を発揮する。
一部の人達がスタジアムの雰囲気を作ってるんじゃなく来場者全員が作れてる。
たとえばビッグチャンスを迎えたときにスタジアム全体から一体となって湧きおこる大歓声・どよめきなんてすさまじいですよね。アウェイに何か所か行きましたけど、維新みらスタみたいなどよめきってなかなか聞かないですよ。あれ絶対相手の選手にすげープレッシャー与えてますよ。
山口のサポ・ファンって独自路線(他サポとは違う方向)での最先端を走ってるんではないでしょーかねおそらく。


それもこれもレノファ応援をリードしてる人たちが自分たちの考えを周りに押し付けるんじゃなくてスタジアムに来てる人たちの雰囲気を活かそうとしてるからだと思うんですよね。
だから既存のJリーグ応援文化にそまってる人からしたらストレス感じてしまうんではないかなと。


ところで幕末維新のころ「薩摩の大提灯、長州の小提灯」という言葉があったそーです。
薩摩では大提灯を持った人(大人物)がみんなを先導していったのに対し、長州ではみんなが小提灯を持ち自分の判断で行動していった、という意味なんだそうです。一部の人達じゃなく来場者全員でスタジアムの雰囲気をつくれてるレノファサポってまさにここに出てくる長州と一緒じゃないすか?
やっぱ我々レノファサポって長州人の子孫なんですなあ。