昨日から地域決勝の1次ラウンドが開催されてますね。
その様子をネットで見ながらふと「Jクラブで地域決勝を勝ち抜いて昇格してったとこってどれぐらいあるんだろ」と思い、数えてみました。
結果は2726クラブ。
さらに調べてみると、全国社会人大会(全社)を勝ち抜いて全国リーグ(JSL)に昇格したクラブや、全国リーグの創設や拡大のときに参入を果たしたクラブもあるんですね。
そこで今回は、Jリーグの各クラブが(前身も含めて)どうやって全国リーグに昇格してったかをまとめてみました。
全社を勝ち抜いて昇格
JSLへの昇格大会として1965年に創設されたのが全国社会人大会(全社)でした。
全社を勝ち抜いて昇格したのは次の3クラブ。(カッコ内は当時の名称:昇格を決めた年)
地域決勝を勝ち抜いて昇格
1970年代から各地の地域リーグが創設され、各地域のチャンピオン同士でJSL昇格を争う基盤がととのいました。
そこで全社に代わって、JSLへの昇格大会として1977年に創設されたのが今に至る地域決勝です。
地域決勝を勝ち抜いて昇格したのは次の2726クラブ。(カッコ内は当時の名称:昇格を決めた年)
- コンサドーレ札幌(東芝堀川町:1977年)
- ジュビロ磐田(ヤマハ発動機:1978年)
- 横浜フリューゲルス(横浜トライスターSC:1983年)
- ガンバ大阪(松下電器産業:1983年)
- ヴィッセル神戸(川崎製鉄水島:1985年)
- 大宮アルディージャ(NTT関東:1986年)
- 京都サンガFC(京都紫光クラブ:1988年)
- 徳島ヴォルティス(大塚製薬:1989年)
- FC東京(東京ガス:1990年)
- アビスパ福岡(中央防犯:1990年)
- サガン鳥栖(PJMフューチャーズ:1992年)※厳密には前身でない
- モンテディオ山形(NEC山形:1993年)
- ベガルタ仙台(ブランメル仙台:1994年)
- 大分トリニータ(大分FC:1995年)
- 水戸ホーリーホック(プリマハムFC土浦:1996年)
- アルビレックス新潟(1997年)※97年地域決勝でJFL昇格を決める前に99年以降のJ2参入が既に決定済み
- カターレ富山(アローズ北陸:1999年、YKK:2000年)
- 栃木SC(1999年)
ガイナーレ鳥取(SC鳥取:2000年)- ロアッソ熊本(
NTT熊本FC:2000年、ロッソ熊本:2005年)※2000年はJFL拡大に伴う参入 - ザスパ草津(2003年)
- FC岐阜(2006年)
- ファジアーノ岡山(2007年)
- ギラヴァンツ北九州(ニューウェーブ北九州:2007年)
- FC町田ゼルビア(2008年)
- V・ファーレン長崎(2008年)
- 松本山雅FC(2009年)
JFL拡大時に参入
当初9チームで始まった新JFLは数回にわたってチーム数を拡大しました。その際、地域決勝を勝ち抜いたチーム以外にも、全国大学連盟や全国社会人連盟の推薦を受けてJFLに参入したクラブがいくつかありまして、そのうちJリーグに至るのは次の12クラブ。(カッコ内は参入年)
今後は上に加えて「J3(Jチャレンジリーグ)創設時に参入」てのが増えるんでしょうかね、どうでしょうかね。
<補足11月17日19:35>
@gzeppelinさんからのご指摘により、SC鳥取及びNTT熊本FCに係る記載を修正しました。
ご教示ありがとうございました>@gzeppelinさま
このほか誤りがあればどうぞご指摘くださいませ>all
<補足ここまで>
<補足11月23日00:12>
@igarashidaishiさんからのご指摘にもとづいて、アルビレックス新潟について注記を加えました。
ご教示ありがとうございました>@igarashidaishiさま
<補足ここまで>